科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 歴史
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教育 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『世界史A』(東京書籍)、グローバルワイド最新世界史図表・全面改訂版(第一学習社)
担当教員 宮川 剛

到達目標

 世界史における重要な諸事件や諸現象について学ぶ。さらに、地球上の多様な地域や国家の間のヒト・モノ・情報の交流が、それぞれの地域や国家に影響を与え、世界史を動かしていく実態を学ぶ。そして、これらの学習内容が、現代の世界とどのような関係を有しているのかを考察し、よりよき未来を切り開くために必要な視座を獲得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1世界史における重要な諸事件や諸現象の原因・結果に加えて、類似の現象についても説明することができる。世界史における重要な諸事件や諸現象の原因・結果について理解できる。世界史における重要な諸事件や諸現象の原因・結果がよくわかっていない。
評価項目2地球上の多様な地域や国家の間のヒト・モノ・情報の交流が、それぞれの地域や国家に影響を与え、世界史を動かしていく実態を理解し、授業で学んだ現象についても応用することができる。地球上の多様な地域や国家の間のヒト・モノ・情報の交流が、それぞれの地域や国家に影響を与え、世界史を動かしていく実態を理解できる。地球上の多様な地域や国家の間のヒト・モノ・情報の交流が、それぞれの地域や国家に影響を与え、世界史を動かしていく実態を理解していない。
評価項目3世界史の学習内容が現代の世界とどのように関係しているかを理解し、よりよき未来を切り開くための視座を獲得している。世界史の学習内容が現代の世界とどのように関係しているかを理解している。世界史の学習内容が現代の世界とどのように関係しているかを理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 A-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
□現代世界の歴史的背景を学習することにより、現代世界の課題を見出し、その解決に向けて思考し、行動するため
の基礎的な知的訓練を積むことができる。
□世界の国々の文化や社会の歴史的背景を学ぶことにより、グローバル化の時代にふさわしい教養・知識を身につけ
ることができる。
□現代の日本とは異なる過去の社会や人々の生活を学ぶことにより、物事について多様な角度からアプローチするた
めの訓練を積むことができる。
□歴史における人類の偉業ならびに愚行について考察することにより、これからの世界を形作るうえで必要な教訓を
得ることができる。
授業の進め方・方法:
・授業は主に講義形式で行なう。指定の教科書・資料集を用いて、主に近代以降の世界史に重点を置いて学習する。
・とくに後期の範囲では、日本史との関連にも留意して、授業を進める。
・基本的な歴史的事実を学習した後、担当教員との質疑応答のやり取りをつうじて、講義内容の理解を深めていく。
学生には積極的に発言・質問することを期待する。
・授業中配布する資料や文章を読んだり、レポートを作成したりすることにより、思考力や文章表現力を鍛える。
注意点:
課題提出を怠らないように。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション 世界史を学ぶ意義について。
2週 近代世界史概観(1) 16~18世紀の世界史を概観する。
3週 近代世界史概観(2) 16~18世紀の世界史を概観する。
4週 産業社会と国民国家の形成(1) 産業革命
5週 産業社会と国民国家の形成(2) アメリカ合衆国の独立
6週 産業社会と国民国家の形成(3) フランス革命とナポレオン戦争(1)
7週 産業社会と国民国家の形成(4) フランス革命とナポレオン戦争(2)
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 産業社会と国民国家の形成(5) 19世紀における自由主義とナショナリズムの高まり。
10週 産業社会と国民国家の形成(6) 19世紀における工業化の進展と社会の変化。
11週 近代世界とアジア諸国(1) 19世紀の西アジア
12週 近代世界とアジア諸国(2) インドの植民地化(1)
13週 近代世界とアジア諸国(3) インドの植民地化(2)
14週 近代世界とアジア諸国(4) 19世紀の東アジア(1)
15週 近代世界とアジア諸国(5) 19世紀の東アジア(2)
16週 前期定期試験
後期
3rdQ
1週 帝国主義の時代(1) ・第二次産業革命。
・帝国主義の成立。
2週 帝国主義の時代(2) ・アジアやアフリカにおける植民地化の動き。
3週 第一次世界大戦とロシア革命(1) 第一次世界大戦の背景
4週 第一次世界大戦とロシア革命(2) 第一次世界大戦の経過
5週 第一次世界大戦とロシア革命(3) ロシア革命
6週 第一次世界大戦とロシア革命(4) 第一次世界大戦とアジア
7週 第一次世界大戦とロシア革命(5) 第一次世界大戦の残したもの
8週 後期中間試験
4thQ
9週 戦間期の世界(1) ・ヴェルサイユ体制の成立。
10週 戦間期の世界(2) ・大戦後の合衆国とヨーロッパ。
11週 戦間期の世界(3) ・アジアの民族独立運動。
12週 戦間期の世界(4) ・世界恐慌とファシズムの台頭。
13週 第二次世界大戦(1) ・第二次世界大戦の勃発。
14週 第二次世界大戦(2) ・第二次世界大戦下の諸地域。
15週 第二次世界大戦(3) ・大戦の終結と戦後構想。
16週 後期定期試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000