国語表現

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 国語表現
科目番号 0054 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教育 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新訂国語総合 現代文編:第一学習社:9784804008691
担当教員 田貝 和子

到達目標

□論理的な文章を客観的に理解することができる。
□文学的な文章を多角的に鑑賞することができる。
□自己の考えを論理的、客観的に表現するための基本的な能力を養うことができる。
□現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字等の基礎的知識について理解を深めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章を客観的に理解することが十分にできる。論理的な文章を客観的に理解することができる。論理的な文章を客観的に理解することができない。
評価項目2文学的な文章を多角的に鑑賞することが十分にできる。文学的な文章を多角的に鑑賞することができる。文学的な文章を多角的に鑑賞することができない。
評価項目3現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字等の基礎的知識について理解を深めることが十分にできる。現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字等の基礎的知識について理解を深めることができる。現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字等の基礎的知識について理解を深めることができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 E-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 論理的文章を教材とする授業においては、語彙・文法的事項を丁寧に確認しつつ、文章の展開に即して論旨を正確
に把握し、論説内容に検討を加える。併せて、文章表現力の錬成も兼ねて「論旨の要旨」をまとめる作業を行う。
 文学的文章・韻文を教材とする授業においては、登場人物の心理を筋に即して読み取ること、あるいは凝縮された
表現からイメージを膨らませること等を主眼とする。
授業の進め方・方法:
 1学年の国語表現では、読むことを中心に行います。正確に読解することを通じて、考える力を身につけてくださ
い。それが、自分の考えを他人に正確に伝えるための表現力につながります。
注意点:
 ノートを一冊用意してください。また、国語辞典も常に机上に置き、辞書を引く習慣をつけてください。なお、提
出物、授業態度に関してもしっかりチェックします。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。
2週 口語文法 社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。
3週 評論一
水の東西1
論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。
4週 評論一
水の東西2
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。
5週 随想一
わからないからおもしろい1
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。
6週 随想一
わからないからおもしろい2
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。
7週 随想一
わからないからおもしろい3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。
8週 小説一
羅生門1
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。
2ndQ
9週 小説一
羅生門2
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。
10週 小説一
羅生門3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。
11週 小説一
羅生門4
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。
12週 小説一
羅生門5
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。
13週 小説一
羅生門7
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。
14週 小説一
羅生門8
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。
15週 小説一
羅生門9
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。
16週 前期到達目標の確認 現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。
後期
3rdQ
1週 評論二
ものとことば1
論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。
2週 評論二
ものとことば2
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。
3週 評論二
ものとことば3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。
4週 評論二
ものとことば4
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。
5週 詩歌一
短歌1
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。
6週 詩歌一
短歌2
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。
7週 詩歌一
俳句1
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。
8週 詩歌一
俳句2
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。
4thQ
9週 評論三
「間」の感覚1
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。
10週 評論三
「間」の感覚2
論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。
11週 評論三
「間」の感覚3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。
12週 評論三
「間」の感覚4
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。
13週 詩歌二
甃のうへ
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。
14週 詩歌二
一つのメルヘン
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。
15週 詩歌三
詩の復習
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。
16週 後期到達目標の確認 現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力6000002080
専門的能力100000010
分野横断的能力100000010