科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 美術
科目番号 0061 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教育 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 高校美術1:永井一正 他監修:日本文教出版:9784536102063
担当教員 小林 正

到達目標

美術課題の制作を通じて、自己のイメージを表現するための技術的、心情的な基礎能力を養う。正解は一つではない
という美術の特性をいかし、それぞれの個性や指向を発揮した主体的な作品作りができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
豊かで自由な発想を形にしてあらわすこと。考えた事、想像したことを用紙上に形、色、とそれらの構成において高密度に表すことができる。考えた事、想像したことを用紙上に色や形であらわすことができる。用紙上において、半分以上白紙状態の作品。又は作品未提出。
制作に対する熱意と集中力制作予定時間を十二分に使って、熱意と集中力を感じさせる作品を制作した。制作予定時間内で作者なりの作品を制作できた。用紙上において、半分以上白紙状態の作品。又は作品未提出。
色彩構造の理解とそれを作品に生かす水彩絵の具の着彩技術きわめて丁寧な絵の具の着彩技術により、色相、彩度、明度、それぞれの色彩構造の位置と役割の理解度を、作品に示すことが出来た。作品着彩において、色相、彩度、明度、の要素を生かそうとした。丁寧に着彩した。作品において、色の調整と配色に対する無関心。きわめて粗雑な着彩。作品未提出。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
課題1:自分のいる風景:現在の自身の姿、将来に対する夢や願望をイメージし、水彩画として表現する。
課題2:平面構成:矩形を直線と曲線で分割し水彩絵の具で着彩する。色の明度、彩度、色相の性質を考慮し配色構
成を試みる。
課題3:スーパーリアリズムの絵画:写真をそっくりそのまま手描きで再現する。写真の色をその要素において分析
感受し再現する。
課題4:フォトコラージュによる表現:写真印刷物を切り抜き組み合わせ、さらに加筆着彩し現代を象徴する怪物像
を表現する。
授業の進め方・方法:
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 課題1 私の世界            授業説明。アイディアスケッチと鉛筆下書き。 自由に発想すること。
2週 下書きの完成。 発想を形にして表すこと。テーマに合わせて主となる物体の大きさと位置を決める
3週 水彩絵の具による着彩。 画中において主たるものが目立つように配色を考えること。
4週 完成 水彩絵の具による着彩の技術訓練。
5週 課題2 平面構成        直線と曲線による構成の考え方の解説。アイデアスケッチ 線が重なり合って出来る多様な形の面白さを考えること。
6週 明度、彩度、色相、それぞれを考慮した配色方の解説と練習。水彩絵の具により着彩する。 色の3要素を考えた絵の具の混色方法とそれらの対比関係を考えた配色をする。
7週 完成。 水彩絵の具をむらなくきれいに塗りわけるための着彩技術の習得。
8週 課題3 スーパーリアリズムの絵画 描く写真を決める。写真をA4薄口用紙にプリントする。 シャープな輪郭でコントラストの配置がきれいな画像を選択すること。
4thQ
9週 水彩用紙にチャコペーパーで写真プリントの形をトレースする。 グラデーションの部分を正確にうつし取ること。
10週 写真と同じ色を絵の具の色でだすための方法と考え方の解説。 画像中の各部分の色を色相、彩度、明度、の各要素において分析判定する方法について考えること
11週 色合わせと着彩。 絵の具の色、白、黒の混合により色相、彩度、明度、実現すること。
12週 完成。 形の最小単位とグラデーションの位置、それらの集合体としての図形に注意しながら丁寧に着彩する。
13週 課題4 リアルな怪物像 写真画像と手描きによるリアルな怪物像の表現。写真画像を切り抜く。 写真の持つ質感の質感のリアリティから自由に形を発想すること。
14週 切り取った写真印刷物を組み合わせ怪物像を考案し手描き部分も考えながら画用紙に貼る。 部分の形の視覚的リアリティが全体像の視覚的リアリティに関与していることを理解すること。
15週 水彩絵の具で描き込みを加えて完成。作品提出をする。 違う色の切り抜き画像を絵の具による同色の調合とグラデーション着彩により同調させること。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000