日本語特講

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 日本語特講
科目番号 0106 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教育 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 中級を学ぼう中級中期(スリーエーネットワーク)
担当教員 瀬間 亮子,大島 由紀夫

到達目標

□専門教科・一般教科の授業を日本語で受け、試験や課題提出に対応できる。
□論理的な文章やニュースなどの構成を捉え、語彙・文型を理解して内容を正確に把握することができる。
□要約や詳細な説明、裏付けのある意見を述べたり書いたりすることができる。
□コミュニケーションストラテジーを駆使して、留学生活を円滑に送ることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1専門教科・一般教科の授業を日本語で受け、試験や課題提出に適確に対応できる。専門教科・一般教科の授業を日本語で受け、試験や課題提出に対応できる。専門教科・一般教科の授業を日本語で受け、試験や課題提出に対応することができない。
評価項目2論理的な文章やニュースなどの構成を捉え、語彙・文型を理解して内容を正確に把握することができる。論理的な文章やニュースなどの構成を捉え、語彙・文型を理解して内容を把握することができる。論理的な文章やニュースなどの構成を捉え、語彙・文型を理解して内容を把握することができない。
評価項目3要約や詳細な説明、裏付けのある意見を適確に述べたり書いたりすることができる。要約や詳細な説明、裏付けのある意見を述べたり書いたりすることができる。要約や詳細な説明、裏付けのある意見を述べたり書いたりすることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目は留学生履修科目である。読むこと・聞くことを通して内容把握力を身に付け、理解した内容や関連情報、自らの意見を書いたり話したりすることで、実践的な日本語表現力を養う。
また、日常生活で生じた日本語と日本文化についての疑問を取り上げ、人間関係や場面、文化的背景に応じたコミュニケーションについて考える。
授業の進め方・方法:
講義形式と問題演習形式を併用する。聴解時は音声機器を使用する。
注意点:
【事前に行う準備学習】一つの課について、毎回、①教科書本文と例文の語意調べ ②漢字小テストの準備 ③文型・語彙小テストの準備 ④発表準備 のいずれかを課します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
レディネス・ニーズ調査
これまでの日本語学習の過程を振り返り、今後身につけたい技能と到達レベルを設定する。
2週 第1課 「色」 語彙量を増やし、新出文型の用法を理解する。
3週 第1課 「色」 文化的背景に触れながら、教材の聴解と読解を行い、内容を把握する力を身につける。
4週 第1課 「色」 教材に関連した話題について、事実や意見を話したり書いたりすることで自己発信力を身につける。
5週 第2課 「ユーモア・ジョーク」 語彙量を増やし、新出文型の用法を理解する。
6週 第2課 「ユーモア・ジョーク」 文化的背景に触れながら、教材の聴解と読解を行い、内容を把握する力を身につける。
7週 第2課 「ユーモア・ジョーク」 教材に関連した話題について、事実や意見を話したり書いたりすることで自己発信力を身につける。
8週 中間試験
2ndQ
9週 第3課 「制服」 語彙量を増やし、新出文型の用法を理解する。
10週 第3課 「制服」 文化的背景に触れながら、教材の聴解と読解を行い、内容を把握する力を身につける。
11週 第3課 「制服」 教材に関連した話題について、事実や意見を話したり書いたりすることで自己発信力を身につける。
12週 第3課 「制服」 日本語による簡易ディベートを通して、自己発信力を磨く。
13週 第4課 「算数」 語彙量を増やし、新出文型の用法を理解したうえで、教材内容を把握する力を身につける。
14週 第4課 「算数」 文化的背景に触れながら、教材の聴解と読解を行い、内容を把握する力を身につける。
15週 期末試験
16週 第1課から第4課までのまとめ 文章展開の目的に合わせて既習文型を選択する力を身につける。
後期
3rdQ
1週 第5課 「遊びと運動」 語彙量を増やし、新出文型の用法を理解する。
2週 第5課 「遊びと運動」 文化的背景に触れながら、教材の聴解と読解を行い、内容を把握する力を身につける。
3週 第5課 「遊びと運動」 教材に関連した話題について、事実や意見を話したり書いたりすることで自己発信力を身につける。
4週 第6課 「お金」 語彙量を増やし、新出文型の用法を理解する。
5週 第6課 「お金」 文化的背景に触れながら、教材の聴解と読解を行い、内容を把握する力を身につける。
6週 第6課 「お金」 教材に関連した話題について、事実や意見を話したり書いたりすることで自己発信力を身につける。
7週 第7課 「水」 語彙量を増やし、新出文型の用法を理解する。
8週 中間試験
4thQ
9週 第7課 「水」 文化的背景に触れながら、教材の聴解と読解を行い、内容を把握する力を身につける。
10週 第7課 「水」 教材に関連した話題について、事実や意見を話したり書いたりすることで自己発信力を身につける。
11週 第8課 「遺伝」 語彙量を増やし、新出文型の用法を理解する。
12週 第8課 「遺伝」 文化的背景に触れながら、教材の聴解と読解を行い、内容を把握する力を身につける。
13週 第8課 「遺伝」 教材に関連した話題について、事実や意見を話したり書いたりすることで自己発信力を身につける。
14週 第9課 「漫画・アニメ・本」 教材の内容を把握したうえで、関連する事実を説明したり、自分の意見を表明したりする力を身につける。
15週 期末試験
16週 第5課から第9課までのまとめ
自律学習への橋渡し
文章展開の目的に合わせて既習文型を選択する力を身につける。今後の日本語学習の課題を認識する。

評価割合

試験小テスト合計
総合評価割合8317100
基礎的能力8317100
専門的能力000
分野横断的能力000