CAD入門

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 CAD入門
科目番号 1C004 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 土木製図,実教出版,ISBN978-4-407-20239-7
担当教員 永野 博之

到達目標

□土木分野を含めた工業界で多く利用されているCADソフト(AutoCAD)を活用し,コンピュータ図学操作の基本を理解できる
□CADに関わるハードウェア・ソフトウェアの種類を理解できる.
□エクセルを活用した効率的な描画法の操作を理解できる
□製図規約および構造図の基本を理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1CADソフトを活用し,コンピュータ図学操作の基本を理解した上で規約に則った作図ができるCADソフトを活用し,コンピュータ図学操作の基本を理解した上で作図ができるCADソフトを活用し,コンピュータ図学操作の基本を理解できない
評価項目2CADに関わるハードウェア・ソフトウェアの種類を説明できるCADに関わるハードウェア・ソフトウェアの種類を理解できるCADに関わるハードウェア・ソフトウェアの種類を説明できない
評価項目3製図規約および構造図の基本を説明できる製図規約および構造図の基本を理解できる製図規約および構造図の基本を理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前半はCADシステム利用の基礎知識およびCAD製図規約を中心とした基本事項を学習するとともに,演習を通じて理解を深める.
・後半は,不透過型砂防堰堤の概略設計および製図を行い,試行錯誤を通じて設計製図における一連の流れの過程について理解を深める.
・講義全般を通じて,構造図の見方を理解できるようになるとともに,簡易な構造図を作成できるようになる.
授業の進め方・方法:
PCを使用した演習形式を取り入れた座学授業を行う.
注意点:
成績は,中間試験50%,期末試験に替わるものとしての提出レポート50%(製図図面,2回,各25%)の比率で評価する.レポートを全て提出することは成績評価を行う条件であり,未提出のレポートがある場合は,総合成績を0点とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・CADの概要 CADハードウエアの種類を理解している
2週 CADシステム利用の基礎 CADソフトウエアの機能を理解している。
3週 CAD製図の基本 CADソフトウエアの機能を理解している。
4週 課題1作図(1) 図形要素の作成と修正ができる。
5週 課題1作図(2) 図形要素の作成と修正ができる。
6週 画層の管理 画層の管理について理解している。
7週 製図規約(1) 図の配置、尺度、表題欄、寸法と寸法線の規約を理解している。
8週 中間試験
4thQ
9週 不透過型砂防堰堤の設計方法の概説 設計した構造物をCADソフトで描くことができる。
10週 ペーパーロケーションによる地形縦横断図の作成
Excelを用いた描画方法
設計した構造物をCADソフトで描くことができる。
11週 課題2作図(正面図) 設計した構造物をCADソフトで描くことができる。
12週 課題2作図(正面図)(2) 設計した構造物をCADソフトで描くことができる。
13週 課題2作図(側面図)(1) 設計した構造物をCADソフトで描くことができる。
14週 課題2作図(側面図)(2) 設計した構造物をCADソフトで描くことができる。
15週 課題2作図(平面図),講義総括 設計した構造物をCADソフトで描くことができる。
図面の出力(印刷)ができる。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000050100
基礎的能力2500002045
専門的能力2500002045
分野横断的能力000001010