測量学

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 測量学
科目番号 2C005 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 ①測量:浅野繁喜・伊庭仁嗣・他5名、実教出版。②測量学:(上)(下)、丸安隆和、コロナ社
担当教員 小林 雅人

到達目標

三角測量・角測量・トラバース測量・基準点測量・地形測量・河川測量の考え方・測量方法を習得できる。
測量の理論背景と数学的知識との関連を理解できる。
誤差の処理・精度の計算ができる。
各種測設工事に必要な測量技術及び地形図に関する知識を習得できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1三角測量・角測量・トラバース測量・基準点測量・地形測量・河川測量の技能を十分に身についている。三角測量・角測量・トラバース測量・基準点測量・地形測量・河川測量の技能を身についている。三角測量・角測量・トラバース測量・基準点測量・地形測量・河川測量の技能を身についていない。
評価項目2測量の理論背景と数学的知識との関連を十分に理解でき、誤差の処理・精度の計算が正確にできる。 測量の理論背景と数学的知識との関連を理解でき、誤差の処理・精度の計算ができる。 測量の理論背景と数学的知識との関連を理解できなく、誤差の処理・精度の計算ができない。
評価項目3各種測設工事に必要な測量技術及び地形図に関する知識を十分に身についている。各種測設工事に必要な測量技術及び地形図に関する知識を身についている。各種測設工事に必要な測量技術及び地形図に関する知識を身についていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
基本測量技術の角測量に加え、測点位置展開に必要なトラバース測量、基準点設置の基礎である三角測量について主に講述する。また、地形図の概要について解説する。
授業の進め方・方法:
講義を中心として行いますが、内容に対する理解を深めるために演習も取り入れる。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入 ガイダンス、測量の目的
2週 測量での数学 測量学での数学
3週 測量での数学 測量学での数学
4週 距離測量 鋼巻尺における誤差補正
5週 最新の測量技術 最新の測量機器を用いた計測
6週 角測量 器械誤差の消去法
7週 角測量 対回観測の良否判定
8週 中間試験
2ndQ
9週 トラバース測量 トラバース計算
10週 トラバース測量 トラバース計算
11週 トラバース測量 座標計算
12週 トラバース測量 座標法による土地分割面積計算
13週 基準点測量 光波測距儀、トータルステーション
14週 GNSS測量 衛星を使った測量
15週 GNSS測量 日本の衛星(みちびき)を使った測量
16週
後期
3rdQ
1週 写真測量 撮影計画
2週 写真測量 撮影計画、オーバーラップ、サイドラップ
3週 写真測量 撮影計画、オーバーラップ、サイドラップ
4週 写真測量 写真枚数、撮影基準面、撮影高度
5週 地形測量 地図記号、判読
6週 地形測量 地図の投影法
7週 地形測量 プログラムを使った地形図作成
8週 中間試験
4thQ
9週 河川測量 水準基標測量、深浅測量
10週 河川測量 流速及び流量
11週 河川測量 流速計による流量計算
12週 測量の誤差 誤差の種類、最確値、標準偏差
13週 測量の誤差 誤差の種類、最確値、標準偏差
14週 地理情報システム 地理情報システム(GIS)
15週 地理情報システム 地理情報システム(GIS)
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力2000002040
専門的能力500000050
分野横断的能力100000010