測量学

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 測量学
科目番号 3C017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 測量:浅野繁喜、伊庭仁嗣他:実教出版/新版 測量学(上)(増補):丸安隆和:コロナ社:978-4-339-05007-3、新版 測量学(下)(増補):丸安隆和:コロナ社:978-4-339-05008-0
担当教員 宮里 直樹

到達目標

□ 緩和曲線や縦断曲線の測設を説明でき、測量結果から計算ができる。
□ 誤差の分布・伝播、最小二乗法等の測量に必要な一般統計理論の説明ができ、これを考慮した計算ができる。
□ 写真測量の原理や方法を理解できる。
□ GISやGPSの原理を理解しており、それぞれの方法を説明でき、測量結果から計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1緩和曲線や縦断曲線の測設を説明でき、測量結果から計算ができる。また、基本的な演習問題を解くことができる。緩和曲線や縦断曲線の測設を説明でき、測量結果から計算ができる。緩和曲線や縦断曲線の測設を説明できず、測量結果から計算ができない。
評価項目2誤差の分布・伝播、最小二乗法等の測量に必要な一般統計理論の説明ができ、これを考慮した計算ができる。また、基本的な演習問題を解くことができる。誤差の分布・伝播、最小二乗法等の測量に必要な一般統計理論の説明ができ、これを考慮した計算ができる。誤差の分布・伝播、最小二乗法等の測量に必要な一般統計理論の説明ができず、また、これを考慮した計算ができない。
評価項目3写真測量の原理や方法を理解できる。また、基本的な演習問題を解くことができる。写真測量の原理や方法を理解できる。写真測量の原理や方法を理解できていない。
評価項目4GISやGPSの原理を理解しており、それぞれの方法を説明でき、測量結果から計算ができる。また、基本的な演習問題を解くことができる。GISやGPSの原理を理解しており、それぞれの方法を説明でき、測量結果から計算ができる。GISやGPSの原理を理解しておらず、それぞれの方法を説明できない。また、測量結果から計算がでできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目の総授業時間数22.5時間である。
環境都市工学実験実習(測量実習)の進行に合わせ、1.路線測量、2.観測データの処理、3.写真測量、4.基
準点測量、5.新しい測量分野について学ぶ。
授業の進め方・方法:
教科書、図録、配布するプリントを用い、板書を中心に授業を進める。環境都市工学実験実習(測量実習)の進行に合わせ、大きく分けて、1.路線測量、2.観測データの処理、3.写真測量、4.基準点測量、5.新しい測量分野について学ぶ。必要に応じて演習を実施する。
注意点:
講義を主として、演習を随時行うため、各自で授業ノートを作成する。
[後期]中間試験:40%,期末試験:40%,レポート:20%,レポートの20%は、演習課題10%と授業の取り組み方10%です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、路線測量(1)
路線測量および実測方法、単心曲線設計
単心曲線の設置を説明でき、測量結果から計算ができる。
2週 路線測量(2)
緩和曲線設計、緩和曲線測設方法
単心曲線の設置を説明でき、測量結果から計算ができる。
緩和曲線や縦断曲線の測設を説明でき、測量結果から計算ができる。
3週 路線計算(1)
実習で用いる条件での設計計算
単心曲線の設置を説明でき、測量結果から計算ができる。
緩和曲線や縦断曲線の測設を説明でき、測量結果から計算ができる。
4週 路線計算(2)
実習で用いる条件での設計計算
単心曲線の設置を説明でき、測量結果から計算ができる。
緩和曲線や縦断曲線の測設を説明でき、測量結果から計算ができる。
5週 路線計算演習(1)
路線測量に関する演習
単心曲線の設置を説明でき、測量結果から計算ができる。
緩和曲線や縦断曲線の測設を説明でき、測量結果から計算ができる。
6週 路線計算演習(2)
路線測量に関する演習
単心曲線の設置を説明でき、測量結果から計算ができる。
緩和曲線や縦断曲線の測設を説明でき、測量結果から計算ができる。
7週 観測データの処理(1) 有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。測量における誤差の種類を説明でき、これを考慮した計算ができる。
8週 中間試験 有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。
4thQ
9週 観測データの処理(2) 測量における誤差の種類を説明でき、これを考慮した計算ができる。
10週 観測データの処理(3) 測量における誤差の種類を説明でき、これを考慮した計算ができる。
11週 写真測量(1)
比高測定、空中写真の判読
有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。
12週 写真測量(2)
比高測定、空中写真の判読
有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。最小二乗法の応用(重み・条件付き)を説明できる。
13週 基準点測量
基準点測量概説
基準点測量の概要を理解している。
14週 新しい測量分野(1)
GIS、GPS(1)
GPS測量の原理を理解している。
15週 新しい測量分野(2)
GIS、GPS(2)
GPS測量の原理を理解している。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合801001000100
基礎的能力200000020
専門的能力50100100070
分野横断的能力100000010