概要:
1.コンクリート実験
・コンクリートの配合設計と作製、流動性や空気量、各種の強度や変形などについて実験し、算定や考察を行う。各実験とも事前に設計に関する演習を行う。
2.土質実験
・地盤の性質は、場所が少し離れただけで大きく変化してしまう。このため、物理的性質や力学的性質を把握するた
めには、土質試験が必須となっている。物理的性質を把握するための代表的な試験方法として、含水比試験、土粒子
の密度試験、粒度試験、コンシステンシー限界試験がある。また、力学的性質を把握するための代表的な試験方法と
して、せん断試験(一面せん断試験、一軸圧縮試験)がある。本授業では、これらの土質試験を実際に行い、実験目
的、実験方法、実験結果、結果に対する考察(座学で修得した知識・能力を最大に発揮する)をレポートにまとめ、
指定期日に提出する必要がある。
3.測量実習
・応用測量の一つである路線測量について、設計条件で路線を設計し、これを屋外に設置する方法を身につける。測量データの処理に用いる最小二乗法について学ぶ。写真測量の基本的考え方および図解射線法等について実習し、空中写真を利用し写真測量の手法を身につける。さらに、GISによるデータの作成方法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
◯教科書・教材・参考書など
1.教科書:3年環境工学実験実習指導書(コンクリート編)
3.教科書:3年環境都市工学実験実習指導書(測量実習):環境都市工学科
3.教科書:測量:浅野繁喜・伊庭仁嗣他:実教出版
1.参考書:コンクリ-ト工学(I)施工新版:村田二郎、国府勝郎、辻幸和:彰国社:4-395-41090-1-3
3.参考書:新版 測量学(上)(増補:丸安隆和:コロナ社:978-4-339-05008-0
3.参考書:測量学(下)(増補):丸安隆和:コロナ社:978-4-339-05008-0
2.教科書:土質試験(基本と手引き):地盤工学会:978-4-886-44084-6
◯その他
1.教材:プリント類を使用する
2.プリント類の配布
3.そのほか、適宜、プリント類を配布する。
注意点:
レポートの提出期限を厳守すること。期限に間に合わない場合のレポートは0点として採点する。
それぞれの実験の欠席時間数が1/4を上回った場合は,それぞれの実験の成績を0点とする.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1-1.ガイダンス |
コンクリ-トの各材料の質量計算
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2週 |
1-2.コンクリ-トの流動性の実験 |
コンクリートのフレッシュ性状を把握できる。
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3週 |
1-3.コンクリ-トの各材料の質量計算と流動性のレポート作成 |
レポート作成を通じて、コンクリ-トの基本特性を把握できる。時間内に成果物を提出することができる。
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4週 |
1-4.高性能AE減水剤の実験・コンクリ-トの配合設計 |
混和剤の特徴とコンクリ-トの配合設計が理解できる。
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5週 |
1-5.コンクリ-トの配合設計 |
各班の目標設計条件に合わせて修正配合まで理解できる。
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6週 |
1-6.配合したコンクリ-トの製造 |
修正配合したコンクリ-トを各班で製造して、設計条件との違いや同じ点を理解できる。
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7週 |
1-7.設計配合したコンクリ-トの圧縮強度試験・非破壊試験 |
コンクリ-トの基本力学特性である圧縮強度試験と非破壊試験を理解できる。
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8週 |
1-8.応力-ひずみの実験とレポート作成 |
コンクリートの応力ーひずみ曲線から圧縮強度および割線弾性係数が理解できる。
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2ndQ |
9週 |
1-9.レポート作成 |
コンクリ-トの配合設計から応力ーひずみの実験までのレポートを時間内に提出することができる。
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10週 |
1-10.超速硬セメントの実験とコンクリ-トの修正配合 |
超速硬セメントの特徴と用途を理解し、前回作製したコンクリ-トを修正配合し、目標値に合う方法を理解できる。
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11週 |
1-11.修正配合したコンクリ-トの製造 |
修正配合したコンクリ-トを製造して、目標設計値との比較検討ができる。
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12週 |
1-12.各種強度および最大荷重の推定 |
引張、曲げ強度を設計計算できる。また、単純梁の曲げモーメント図およぶせん断力図を理解できる。
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13週 |
1-13.修正配合したコンクリ-トの強度試験 |
修正配合したコンクリ-トの引張、曲げおよび圧縮強度を理解できる。
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14週 |
1-14.レポート作成 |
超速硬セメントの実験以降の4項目のレポート作成を通して、時間内に成果物を提出することができる。
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15週 |
1-15.コンクリ-ト編の総まとめ |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
2-1.土質実験ガイダンス 3-1.測量実習ガイダンス、路線計算(1)
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3-1.測量実習について、実習用の路線計算ができる。
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2週 |
2-2.含水比試験 3-1.路線計算(2)
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3-1.実習用の路線計算ができる。
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3週 |
2-3.土粒子の密度試験 3-1.路線測量実習(1)
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土粒子の密度試験について理解し、器具を使って実験できる。 3-1.屋外での路線設定ができる。
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4週 |
2-4.粒度試験 3-1.路線測量実習(2) |
粒度試験について理解し、器具を使って実験できる。 3-1.屋外での路線設定ができる。
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5週 |
2-5.粒度試験 3-1.路線測量実習(3) |
粒度試験について理解し、器具を使って実験できる。 3-1.屋外での路線設定ができる。
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6週 |
2-6.液性・塑性限界試験(1) 3-1.路線測量実習(4)
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液性限界・塑性限界試験について理解し、器具を使って実験できる。 3-1.屋外での路線設定ができる。
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7週 |
2-7.液性・塑性限界試験(2) 3-2.誤差関連実習(1) |
液性限界・塑性限界試験について理解し、器具を使って実験できる。 3-2.水平角の観測、誤差処理ができる。
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8週 |
2-8.締固め試験(1) 3-2.誤差関連実習(2) |
突固めによる土の締め固め試験について理解し、器具を使って実験できる。 3-2.水準環の観測、誤差処理ができる。
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4thQ |
9週 |
2-9.締固め試験(2) 3-2.誤差関連実習(3) |
突固めによる土の締め固め試験について理解し、器具を使って実験できる。 3-2.長方形(矩形)の観測、誤差処理ができる。
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10週 |
2-10.定水位透水試験 3-2.誤差処理
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透水試験について理解し、器具を使って実験できる。 3-2. 観測値の整理ができる。
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11週 |
2-11.一面せん断試験(1) 3-3.写真測量(1) |
一面せん断試験について理解し、器具を使って実験できる。 3-3.比高測定、空中写真の判読ができる。
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12週 |
2-12.一面せん断試験(2) 3-3.写真測量(2) |
一面せん断試験について理解し、器具を使って実験できる。 3-3.比高測定、空中写真の判読ができる。
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13週 |
2-13.一軸圧縮試験(1) 3-4.GIS(1) |
一軸圧縮試験について理解し、器具を使って実験できる。 3-4.GIS によるデータの作成ができる。
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14週 |
2-14.一軸圧縮試験(2) 3-4.GIS(2) |
一軸圧縮試験について理解し、器具を使って実験できる。 3-4.GIS によるデータの作成ができる。
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15週 |
2-15.まとめ 3.まとめ |
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16週 |
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