都市計画

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 都市計画
科目番号 4C013 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 都市計画 第4版:川上光彦:森北出版:978-4-627-49614-9
担当教員 中島 聡,先村 律雄

到達目標

□ 都市計画法及び立地適正化計画について理解できる.
□ 県民参画、都市交通や景観について理解できる.
□ 地方都市のまちづくりの現状と課題について理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
都市機能の充実や更新は,社会基盤整備の重要な課題のひとつである.この課題を解決するためには,都市の歴史や構成をはじめ法的側面,近年の社会経済状況などに関する幅広い知識が必要である.本講義では,都市計画の考え方,近年の課題を踏まえた問題・課題,都市計画策定のための手法の基礎について幅広く修得する.
授業の進め方・方法:
板書,プロジェクタによる講義を行う.毎回プリントを配布する.
注意点:
本科目は学修単位のため,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が授業の前後に必要となる.具体的な学修内容は講義前に課される各講義に関連するトピックに関する調査課題について,事前に配布する講義資料,教科書,インターネット上の資料等に基づき事前学習を行うとともに,調査内容をレポートとしてとりまとめて授業開始前に提出するものとする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 都市計画法の概要、都市計画区域 都市計画法の目的、決定手続き及び都市計画区域指定の効果等について理解できる.
2週 都市計画法(区域区分、マスタープラン) 区域区分制度、開発許可制度、都市計画区域マスタープラン、都市計画マスタープランについて理解できる。
3週 都市計画法(用途地域等) 用途地域、特別用途地域、特定用途制限地域など地域地区について理解できる.
4週 都市計画法(地区計画) 地区計画制度について理解できる.
5週 立地適正化計画 立地適正化計画、居住誘導区域、都市機能誘導区域について理解できる.
6週 都市施設(道路) 都市施設の内容や道路の都市計画決定、都市計画道路の見直し等について理解できる。
7週 都市施設(公園、下水道等) 公園、下水道等の都市計画決定や種類について理解できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 市街地開発事業 土地区画整理事業、市街地再開発事業等について理解できる.
10週 県民(市民)参画 都市計画の参加の仕組みや、地域のニーズを反映する仕組みについて理解できる。
11週 景観 景観法、屋外広告物法、土木構造物の景観について理解できる.
12週 都市交通 パーソントリップ調査、道路センサスなどの調査や、LRT、BRT等の交通システムについて理解できる。
13週 地方都市の現状と課題(1) 群馬県を事例に、都市計画の現状と課題について理解できる。
14週 地方都市の現状と課題(2) 群馬県を事例に、都市計画の現状と課題及び持続可能なまちづくりのための今後の展開について理解できる。
15週 授業内容の振り返り 都市計画制度や県民参画、景観、都市交通などについて理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画国土と地域の定義を説明できる。4
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。4
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。4後5,後12
土地利用計画と交通計画について、説明できる。4後1
総合計画とマスタープランについて、説明できる。4
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。4
交通需要予測(4段階推定)について、説明できる。4
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。4後2
都市の防災構造化を説明できる。4後14
土地区画整理事業を説明できる。4後3
市街地開発・再開発事業を説明できる。4後4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000