水資源工学

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 水資源工学
科目番号 4C020 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 PPT資料
担当教員 永野 博之

到達目標

□技術的及び社会的問題を含む水資源開発事業の現状を理解できる
□ダム,堰,取水,導水施設などの水資源開発施設の構造物の役割・構造を理解できる
□水資源開発施設の建設・管理の手法や課題への対応を理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術的及び社会的問題を含む水資源開発事業の現状を説明できる技術的及び社会的問題を含む水資源開発事業の現状を理解できる技術的及び社会的問題を含む水資源開発事業の現状を理解できない
評価項目2ダム,堰,取水,導水施設などの水資源開発施設の構造物の役割・構造を説明できるダム,堰,取水,導水施設などの水資源開発施設の構造物の役割・構造を理解できるダム,堰,取水,導水施設などの水資源開発施設の構造物の役割・構造を理解できない
評価項目3水資源開発施設の建設・管理の手法や課題への対応を説明できる水資源開発施設の建設・管理の手法や課題への対応を理解できる水資源開発施設の建設・管理の手法や課題への対応を理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業は,水資源事業の実務を行っている独立行政法人水資源機構職員と河川工学の実務経験がある永野教員がその経験を活用し,水資源開発事業について講義形式で授業を行うものである.授業では,水資源の現状を理解し,水資源を利用するためのダム・水路施設の役割,構造(設計・施工・管理)について学ぶとともに,実際に施設見学を通じて構造物への理解を深めて,社会に貢献していくための必要な基礎知識を習得する.
授業の進め方・方法:
独立行政法人水資源機構職員および担当教員によるオムニバス形式の座学講義.
注意点:
レポートや課題を全て提出することは成績評価を行う条件であり,未提出のレポートや課題がある場合は,総合成績を0点とする.
本科目は学修単位のため,授業時間15時間に加えて,自学自習時間30時間が授業の前後に必要となる.具体的な学修内容は講義資料に沿った学習になる.課題提出または小テストを実施する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・水資源の現況・資源としての水の活用・渇水と豪雨災害 近年の渇水状況と降水の変化について理解している
文明社会と河川の利用について理解している
河川の管理と整備について説明できる
2週 近年の降雨、水害・渇水の状況 日本及び世界の水資源の現況について理解している
水の循環、雨が降る仕組み、我が国の降雨特性について理解している
3週 ダムの計画設計 河道およびダムによる洪水対策について理解している
品質管理、原価管理、工程管理、安全衛生管理、環境管理の仕組みを理解している
4週 ダムの施工と管理 河道およびダムによる洪水対策について理解している
5週 ダムの役割 河道およびダムによる洪水対策について理解している
6週 ダムの設計・施工・管理と運用の実際 -現地見学- (1) 河道およびダムによる洪水対策について理解している
7週 ダムの設計・施工・管理と運用の実際 -現地見学- (2) 河道およびダムによる洪水対策について理解している
8週 ダム施設の今後のあり方(ダム再生事業) 河道およびダムによる洪水対策について理解している
4thQ
9週 中間試験
10週 貯水池の水質・河川の水質(水利用や水質事故の課題と対応) 水環境を理解している
11週 水資源開発施設を動かすさまざまな設備 水道施設(取水・導水・浄水・送水・配水・給水等)を理解している
12週 水路の役割、計画設計 水道施設(取水・導水・浄水・送水・配水・給水等)を理解している
施工計画の基本事項を理解している
13週 今後の水資源開発・利用の動向 日本の水資源の現況について、説明できる
14週 流域水資源管理のあり方 河川の管理と整備について説明できる
15週 今後の施設のあり方について,講義総括 日本の水資源の現況について、説明できる
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力400000040
専門的能力4000001050
分野横断的能力100000010