到達目標
□構造物基礎にかかる力学的メカニズムを理解し、極限支持力等の計算ができる。
□斜面崩壊のメカニズムを理解し、斜面安定問題について安全率の計算ができる。
□自然災害が社会に及ぼす影響と災害対策事業の役割について論ずることができる。
□液状化の予測・判定の手順について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目1 | 構造物基礎にかかる力学的メカニズムを充分に理解し、極限支持力等の計算ができる。 | 構造物基礎にかかる力学的メカニズムを理解し、極限支持力等の計算ができる。 | 構造物基礎にかかる力学的メカニズムを理解できず、極限支持力等の計算ができない。 |
| 評価項目2 | 斜面崩壊のメカニズムを充分に理解し、斜面安定問題について安全率の計算ができる。 | 斜面崩壊のメカニズムを理解し、斜面安定問題について安全率の計算ができる。 | 斜面崩壊のメカニズムを理解できず、斜面安定問題について安全率の計算ができない。 |
| 評価項目3 | 自然災害が社会に及ぼす影響と災害対策事業の役割について論ずることが充分にできる。 | 自然災害が社会に及ぼす影響と災害対策事業の役割について論ずることができる。 | 自然災害が社会に及ぼす影響と災害対策事業の役割について論ずることができない。 |
| 評価項目4 | 液状化の予測・判定の手順について充分に説明できる。 | 液状化の予測・判定の手順について説明できる。 | 液状化の予測・判定の手順について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
土圧、地盤調査、地盤内応力、地盤の支持力、斜面の安定、地盤の災害とその防災、地盤改良、地盤の液状化現象などについて学習する。授業内容が多岐にわたるが、それぞれの項目において、地盤特有の力学的問題に対する解決方法を習熟することが大切である。
授業の進め方・方法:
実務との関連を強く意識して、授業を行う。授業内容により、プロジェクタを使用する場合がある。
注意点:
授業内容と実務で行われている設計・施工との関連を意識して授業に臨むこと。真摯な態度で授業に臨むことを期待する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
土圧算定に基づく擁壁設計 |
ランキン土圧やクーロン土圧を説明でき、土圧算定に適用できる。
各種示方書に基づく設計法(許容応力度、終局状態等)の概要を説明でき、安全率、許容応力度などについて説明できる。
軸力を受ける部材、圧縮力を受ける部材、曲げを受ける部材や圧縮と曲げを受ける部材などについて、その設計法を説明でき、簡単な例に対し計算できる。
与えられた条件を基に設計計算ができる。
|
| 2週 |
地質調査法、トンネル施工における地山評価 |
地盤調査の分類と内容について、説明できる。
トンネル工の目的と施工法について、説明できる。
|
| 3週 |
地盤内の応力分布、圧力球根 |
地盤内応力を説明できる。
|
| 4週 |
地盤の支持力（１） 荷重沈下曲線から見た地盤支持力の考え方、全般せん断破壊と局部せん断破壊 |
地盤内応力（自重や上載荷重による応力増加）を理解している。
|
| 5週 |
地盤の支持力（２） 基礎の分類、基礎形式の選定 |
基礎の種類や基礎の支持力について説明できる。
基礎工の種類別に目的と施工法について、説明できる。
|
| 6週 |
地盤の支持力（３） 浅い基礎の支持力、深い基礎の支持力 |
基礎の種類について理解し、浅い基礎・深い基礎の支持力について理解している。
基礎の種類とそれらの支持力公式を説明でき、土の構造物の支持力算定に適用できる。
|
| 7週 |
地盤の支持力（４） ネガティブフリクション、 群杭の支持力、基礎の沈下 |
ネガティブフリクション、群杭の支持力、基礎の沈下について理解している。
|
| 8週 |
後期中間試験 |
|
| 4thQ |
| 9週 |
斜面の安定（１） 限界平衡法と応力解析法 |
半無限斜面の安定解析や円弧すべり面による安定解析ができる。
|
| 10週 |
斜面の安定（２） 無限長斜面・すべり面の安定解析 |
円弧すべり面による安定解析について説明できる。
斜面の安定計算手法を説明でき、安全率等の算定に適用できる。
|
| 11週 |
斜面の安定（３） 地震時の斜面安定解析、安全率の解釈 |
斜面防災について理解している。
|
| 12週 |
地盤の災害とその防災、地盤改良 |
飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。
地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。
|
| 13週 |
地盤の液状化現象（１） 地盤の動的性質、砂質土地盤の液状化 |
飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。
|
| 14週 |
地盤の液状化現象（２） 液状化の予測・判定の手順 |
粒度とＮ値による予測・判定および繰返し三軸試験結果による予測・判定を説明できる。
|
| 15週 |
後期定期試験 |
|
| 16週 |
まとめ |
まとめ
|
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
| 総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
| 基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |