耐震構造学

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 耐震構造学
科目番号 5C012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 無し/担当教員からの配布資料に基づいて講義を行う
担当教員 井上 和真

到達目標

□ 地震のメカニズムおよび地震動が地盤と構造物に及ぼす影響について説明できる。
□ 耐震設計の基本思想を理解し、大規模地震動に基づく耐震設計法について説明できる。
□ 振動解析モデル、1自由度系の自由振動・強制振動について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地震のメカニズムおよび地震動が地盤と構造物に及ぼす影響について充分に説明できる。地震のメカニズムおよび地震動が地盤と構造物に及ぼす影響について説明できる。地震のメカニズムおよび地震動が地盤と構造物に及ぼす影響について説明できない。
評価項目2耐震設計の基本思想を充分に理解し、大規模地震動に基づく耐震設計法について充分に説明できる。 耐震設計の基本思想を理解し、大規模地震動に基づく耐震設計法について説明できる。 耐震設計の基本思想を理解できず、大規模地震動に基づく耐震設計法について説明できない。
評価項目3振動解析モデル、1自由度系の自由振動・強制振動について充分に説明できる。振動解析モデル、1自由度系の自由振動・強制振動について説明できる。振動解析モデル、1自由度系の自由振動・強制振動について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
入力地震動の種類と地震動を受ける構造物に関する解析理論・方法とその耐震設計への利用法について講義を行う。
授業の進め方・方法:
講義形式
注意点:
実務(特に,構造物の耐震設計)との関連を意識して学ぶこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
地震の基礎知識、プレートテクトニクス、断層
地球の構造を理解し、地震発生メカニズムや直下型・海溝型などの地震の種類などについて説明できる。
断層について説明できる。
2週 振動論(1):1自由度系の自由振動 1自由度系の自由振動について説明できる。
3週 振動論(2):多自由度系の自由振動 多自由度系の自由振動について説明できる。
4週 振動論(3):1自由度系の強制加振 1自由度系の強制加振について説明できる。
5週 振動論(4):地震応答解析の基礎1 地震応答解析の手法や原理を説明できる。
6週 振動論(5):地震応答解析の基礎2 地震応答解析の結果を分析することができる。
応答スペクトルを説明できる。
7週 振動論(6):地震応答解析演習 地震応答解析の演習を実施し,質点系の地震応答解析を実施することができる。
レポート作成
8週 中間試験
2ndQ
9週 過去の被害地震とその特徴(1):2000年以前 代表的な被害地震を取り上げ,被害の特徴や要因について説明できる。
10週 過去の被害地震とその特徴(2):2000年以降 代表的な被害地震を取り上げ,被害の特徴や要因について説明できる。
11週 過去の被害地震とその特徴(3):津波被害 代表的な被害地震を取り上げ,被害の特徴や要因について説明できる。
12週 構造物の耐震設計(1):構造物の耐震設計の方法 構造物の耐震設計の方法について、説明できる。
13週 構造物の耐震設計(2):静的耐震設計と動的耐震設計 静的耐震設計と動的耐震設計について説明できる。
14週 構造物の耐震設計(3):地盤の影響 地盤の影響が構造物の地震応答に及ぼす影響を説明することができる。
15週 構造物の耐震設計(4):耐震・免震・制震 構造物の地震被害を減らす方策として,耐震・免震・制震について説明することができる。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力200000020
専門的能力6000001070
分野横断的能力100000010