総合プロジェクトⅢ

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 総合プロジェクトⅢ
科目番号 5C014 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 永野 博之,堀尾 明宏,宮里 直樹,谷村 嘉恵,先村 律雄

到達目標

1.3DCADを用いたビジュアライゼーション
□3DCADを用いたビジュアライゼーションができる.
□与条件に基づいて,3DCADデータを編集することができる.
2.RC構造物のせん断破壊試験
3.廃棄物の有効利用
□構造物の解体・廃棄方法について理解することができる。
□廃棄物の有効利用法を検討、提案することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1構造物の解体・廃棄方法について、十分に理解することができる。構造物の解体・廃棄方法について理解することができる。構造物の解体・廃棄方法について理解することができない。
評価項目2廃棄物の有効利用法を十分に検討し、具体的に提案することができる。廃棄物の有効利用法を検討、提案することができる。廃棄物の有効利用法を検討、提案することができない。
評価項目3表現方法を工夫して3DCADを用いたビジュアライゼーションができる.3DCADを用いたビジュアライゼーションができる.3DCADを用いたビジュアライゼーションができない.
評価項目4与条件に基づいて,3Dデータを編集した上で,工夫を加えて表現できる与条件に基づいて,3Dデータを編集した上で,表現できる与条件に基づいた,3Dデータの編集と表現ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1.3DCADを用いたビジュアライゼーション
2.廃棄物の有効利用
構造物の解体・廃棄方法について学び、4年次で作成した構造物を実際に解体する。その後、廃棄物となったもの等の有効利用法を検討、提案することを、実習を通して学ぶ。
授業の進め方・方法:
・教室での講義
・実習室や屋外で構造物の解体、または廃棄物の収集をおこなう
・回収された廃棄物の有効利用法の検討、提案し、実際に再利用等を行う
注意点:
・構造物の解体は危険な工具等を使用するため、ガイダンス時に安全教育を実施する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 3Dモデリング,CIMについてのガイダンス
2週 基本的データの読み込み ・GISデータの種類と読込を理解できる.
・国土地理院データの読込とシェープファイルへの変換,読込ができる
3週 測量座標変換
サーフェス作成
・図面データを読み込むことができる
・座標系の違いによるずれを理解できる.
・適切な座標系を選ぶことができる.
・2Dデータを元にサーフェスを作成できる.
4週 ブレークライン(1) ・ブレークラインを用いた表現ができる.
5週 ブレークライン(2) ・ブレークラインを用いた表現ができる.
6週 ポイントファイル・
DMデータ読込
・ポイントデータやDMデータの読込と表示ができる.
7週 国土地理院データ・点群データの読込 ・国土地理院データ・点群データの読込と表示ができる
8週 サーフェスモデリング ・サーフェスのクリップ,簡略化,解析ができる.
2ndQ
9週 道路平面線形作成 ・平面線形の作成と編集ができる.
10週 道路縦断計画・設計 ・現況縦断図の作成と編集ができる.
11週 コリドー作成 ・コリドーを作成することができる.
12週 中心線形データの読込と書出し ・中心線形データの読込と書出しができる.
13週 拡幅道路の設計・ラベルの活用 ・拡幅道路の設計とラベルの活用ができる.
14週 グレーディングと3D表現 ・グレーディングの作成と種々の3D表現ができる.
15週 前半講義内容の総括 3Dモデリング,CIMについての総括
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス(後期) 廃棄物の有効利用に関するプロジェクト演習のガイダンス
2週 廃棄物に関する法規制 講義形式による廃棄物関連法規制を理解する
3週 コンクリートの解体(1)
ため池底泥の浚渫(1)
コンクリート構造物の解体方法、および底泥浚渫工法等を理解できる
4週 コンクリートの解体(2)
ため池底泥の浚渫(2)
コンクリート構造物の解体方法、および底泥浚渫工法等を理解できる
5週 コンクリートの解体(3)
ため池底泥の浚渫(3)
コンクリート構造物の解体方法、および底泥浚渫工法等を理解できる
6週 コンクリートの解体(4)
ため池底泥の浚渫(4)
コンクリート構造物の解体方法、および底泥浚渫工法等を理解できる
7週 供試体の作成(1)
底泥有効利用法の検討(1)
コンクリート廃棄物、および浚渫底泥の有効利用法を検討し、理解できる
8週 供試体の作成(2)
底泥有効利用法の検討(2)
コンクリート廃棄物、および浚渫底泥の有効利用法を検討し、理解できる
4thQ
9週 供試体の作成(3)
底泥有効利用法の検討(3)
コンクリート廃棄物、および浚渫底泥の有効利用法を検討し、理解できる
10週 供試体の作成(4)
底泥有効利用法の検討(4)
コンクリート廃棄物、および浚渫底泥の有効利用法を検討し、理解できる
11週 廃棄・再利用の実例等(1) 廃棄物、および再利用の実例等を理解できる
12週 廃棄・再利用の実例等(2) 廃棄物、および再利用の実例等を理解できる
13週 現場見学 廃棄の現場を見学し、体験する
14週 強度試験・レポート(1) 強度試験を実施し、レポートにまとめることができる
15週 強度試験・レポート(2) 強度試験を実施し、レポートにまとめることができる
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00035650100
基礎的能力0003535070
専門的能力000030030
分野横断的能力0000000