情報処理Ⅲ

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報処理Ⅲ
科目番号 0026 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリント
担当教員 鈴木 一史

到達目標

□ プログラミングに必要な条件分岐・判断文などを理解しプログラムを書くことができる.
□ Microsoft ExcelのVBAを理解しプログラムを書くことができる.
□ 数値計算の基礎的なアルゴリズムを理解しプログラムを書くことができる.
□ 簡単な工学的問題に対してプログラミングによる問題解決ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
プログラミングに必要な条件分岐・判断文などを理解でき,正確なプログラムを書くことができる.プログラミングに必要な条件分岐・判断文などを理解でき,プログラムを書くことができる.プログラミングに必要な条件分岐・判断文などを理解できておらず,プログラムを書くことができない.
Microsoft ExcelのVBAを理解でき,正確なプログラムを書くことができる.Microsoft ExcelのVBAを理解でき,プログラムを書くことができる.Microsoft ExcelのVBAを理解できておらず,正確なプログラムを書くことができない.
数値計算の基礎的なアルゴリズムを理解でき,正確なプログラムを書くことができる.数値計算の基礎的なアルゴリズムを理解でき,プログラムを書くことができる.数値計算の基礎的なアルゴリズムを理解できておらず,正確なプログラムを書くことができない.
簡単な工学的問題に対してプログラミングによる適切な問題解決ができる.簡単な工学的問題に対してプログラミングによる問題解決ができる.簡単な工学的問題に対してプログラミングによる問題解決ができない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
UNIX,Windows の両OS が導入されている多人数教育用のコンピュータシステムを用いて講義を行う.VBA(Visual Basic for Applications)による次の項目のプログラミングについて学習する.
1) VBAによるプログラミング方法
2) 数値計算の仕組みと数値計算プログラミングの基礎
3) GUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)を用いた簡易なアプリケーション開発
4) 簡単な工学的問題のシミュレーション
授業の進め方・方法:
授業は1人1台のパソコン端末を実際に操作しながら行う.毎回プリントを配布する.
注意点:
単にコンピュータの操作方法やコンピュータ言語の文法を覚えるのではなく,発想力や問題解決力を身につけることを主眼とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
2週 VBAプログラミングの基礎
データ入出力
VBAでプログラムの基本的な編集ができる.
3週 条件分岐 VBAで条件分岐を含むプログラムを作成できる.
4週 繰り返し処理 VBAで繰り返し処理を含むプログラムを作成できる.
5週 配列 VBAで配列を含むプログラムを作成できる.
6週 プロシージャ VBAでプロシージャを含むプログラムを作成できる.
7週 前半のまとめ・演習
8週 中間試験
4thQ
9週 数値計算の基礎と応用
数値計算の概要,数の表現と誤差
数値計算の基礎と,誤差が生じる仕組みを理解できる.
10週 数値積分(1) 台形法による数値積分ができる.
11週 数値積分(2) シンプソン法による数値積分ができる.
12週 連立一次方程式の解法(2) 連立方程式の解をガウスの消去法を用いて解くことができる.
13週 連立一次方程式の解法(2) 連立方程式の解を反復法を用いて解くことができる.
14週 擬似乱数とモンテカルロ法 擬似乱数の仕組みとモンテカルロ法によるシミュレーションを作成できる.
15週 後半のまとめ・演習
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000