総合プロジェクトⅡ

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 総合プロジェクトⅡ
科目番号 0030 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 5
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 5
教科書/教材 擁壁の設計法と計算例 右城猛 理工図書 4-8446-0812-7
担当教員 先村 律雄,木村 清和,堀尾 明宏,田中 英紀,永野 博之,谷村 嘉恵,森田 年一

到達目標

3.限界状態設計法を理解し、土木構造物の例として逆T形擁壁の設計計算を行うことができる。
□土圧を受ける構造物の設計ができる。
□限界状態設計法と許容応力度法との違いを理解することができる。
□限界状態設計法で使用する各種安全係数・修正係数の選定が合理的にできる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1土圧を受ける構造物の設計が充分にできる。土圧を受ける構造物の設計ができる。土圧を受ける構造物の設計ができない。
評価項目2限界状態設計法と許容応力度法との違いを充分に理解することができる。限界状態設計法と許容応力度法との違いを理解することができる。限界状態設計法と許容応力度法との違いを理解することができない。
評価項目3限界状態設計法で使用する各種安全係数・修正係数の選定が、充分、合理的にできる。限界状態設計法で使用する各種安全係数・修正係数の選定が合理的にできる。限界状態設計法で使用する各種安全係数・修正係数の選定が合理的にできない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 D-1 説明 閉じる
準学士課程 D-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
3.逆T擁壁の設計計算
土木構造物として、土圧を受ける構造物の代表例として逆T形擁壁を選び、限界状態法に基づく
①設計条件 ②形状寸法 ③安定計算 ④鉛直壁の設計 ⑤底版の設計 これら①~⑤の一連の作業を行う。
授業の進め方・方法:
教室での講義・計算
注意点:
・アクティブラーニング用に空欄を設けた計算書(提出用解答用紙)を配布します。説明に添って、必ず、自分の力で計算を進めてください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 はじめに ガイダンス、シラバス確認
以下の数字はテキストの章・節を示す
2週 設計条件(1) 1.1~1.3(土圧に抵抗する構造物)
2.1(逆T形擁壁の断面仮定)の説明
コンクリート構造物の設計方法を理解している。
コンクリート構造物の設計方法を説明できる。
3週 設計条件(2) 2.3.1~2.3.4(設計条件(一般条件))の説明 ランキン土圧やクーロン土圧を理解している。
構造物に作用する土圧や地震時の土圧について説明できる。
4週 設計条件(3) 2.4~2.7(荷重条件、擁壁の重要度と要求性能、地震
による慣性力、使用材料の品質)
2.8~2.11(限界状態、安全係数および修正係数、荷重
の組合せ、一般構造細目)の説明
与えられた条件を基に設計計算ができる。
5週 設計(1) 4.1(荷重の算定)解説・計算 与えられた条件を基に設計計算ができる。
6週 設計(2) 4.2(剛体安定の終局限界状態)解説・計算 与えられた条件を基に設計計算ができる。
7週 設計(3) 4.2(剛体安定の終局限界状態)解説・計算 与えられた条件を基に設計計算ができる。
8週 設計(4) 4.3(剛体安定の使用限界状態)解説・計算 与えられた条件を基に設計計算ができる。
4thQ
9週 設計(5) 4.3(剛体安定の使用限界状態)解説・計算 与えられた条件を基に設計計算ができる。
10週 設計(6) 5.1(荷重および断面力の算定)解説・計算 与えられた条件を基に設計計算ができる。
11週 設計(7) 5.2(断面破壊の終局限界状態)解説・計算 与えられた条件を基に設計計算ができる。
12週 設計(8) 5.3(ひびわれの使用限界状態)解説・計算 与えられた条件を基に設計計算ができる。
13週 設計(9) 5.4(鉄筋の定着長)解説・計算 与えられた条件を基に設計計算ができる。
14週 設計(10) 6.1(荷重および地盤反力の算定)解説・計算 与えられた条件を基に設計計算ができる。
15週 設計(11) 6.2(断面破壊の終局限界状態)解説・計算 与えられた条件を基に設計計算ができる。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000