到達目標
□ 3次元モデルに用いられる各種地盤データの種類を理解し,種々の地盤データを読み込むことができる.
□ 地盤データからサーフェスモデルを作成し,ブレークラインを用いたサーフェスモデルの再構築ができる.
□ ビューワーを用いてサーフェスモデルを3次元的に可視化することができる.
□ 地表面の形状を3次元データで表現する種々の地形モデルが理解できる.
□ 建設分野におけるCIMの現状と展望について理解できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 3次元モデルに用いられる各種地盤データの種類を理解し,地盤データを属性情報を踏まえた上で適切に読み込むことができる | 3次元モデルに用いられる各種地盤データの種類を理解し,地盤データを読み込むことができる | 3次元モデルに用いられる各種地盤データの種類を理解できず,地盤データを読み込むことができない |
評価項目2 | 地盤データからサーフェスモデルを作成し,ブレークラインを用いてサーフェスモデルを適切に再構築できる | 地盤データからサーフェスモデルを作成し,ブレークラインを用いたサーフェスモデルの再構築ができる | 地盤データからのサーフェスモデルの作成と,ブレークラインを用いたモデル再構築ができない |
評価項目3 | 建設分野におけるCIMの現状と展望を説明できる | 建設分野におけるCIMの現状と展望を理解できる | 建設分野におけるCIMの現状と展望を理解できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
パーソナルコンピューターおよびソフトウェアの低廉化・高性能化に伴い,土木分野を含めた工業界で設計にCADが多く利用され,設計業務の効率化が図られてきた.近年では,設計のみに限らず一連の建設生産システムの効率化・高度化を図るためにICTの全面的な活用等を建設現場に導入する取組(i-Construction)が推進されている.3次元モデルを計画・調査・設計段階から導入し,その後の施工,維持管理においても連携・発展させるCIMの導入により,このような取組の推進が期待されており,3次元モデルの活用方法の基礎を理解する重要性は一層高まっている.
本科目は,3次元CADソフトウェア(3D設計ツール)を用いた作図を通じて,今後のインフラ設計およびその実施のために必要な3次元モデルの活用方法について,入門レベル知識を理解することを目標とする.
授業の進め方・方法:
3次元CADソフトウェア(3D設計ツール)は,Autodesk社のInfrastructure Design Suite(主にCivil3D 2014)を用いる.前半では,地盤データの読み込み,サーフェスモデルの作成,3D表現等の基本的操作を習得する.後半では,道路図面や都市域の図面を例に,平面線形,縦断図,横断図の作成等の操作,ビジュアライゼーションの操作を習得した上で課題作成に入る.
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
CADハードウエアの種類を理解している。 CADソフトウエアの機能を理解している。
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2週 |
GISフォーマット読込 |
CADソフトウエアの機能を理解している。 画層の管理について理解している。
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3週 |
測量座標変換,サーフェス作成 |
図形要素の作成と修正ができる。
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4週 |
ポイントファイル読込 |
図形要素の作成と修正ができる。
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5週 |
国土地理院データ読込,shp変換・読込,点群データ読込 |
図形要素の作成と修正ができる。
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6週 |
ブレークラインとサーフェスの再構築 |
図形要素の作成と修正ができる。
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7週 |
サーフェスモデリング(地形解析,流域設定) |
線と文字の種類を理解している。 図形要素の作成と修正ができる。
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8週 |
道路平面図・縦断図作成 |
図形要素の作成と修正ができる。
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4thQ |
9週 |
コリドー作成(横断図) |
図形要素の作成と修正ができる。
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10週 |
土量計算 |
図形要素の作成と修正ができる。
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11週 |
中心線形データの読込と書出し,拡幅道路設計,ラベル,3D表現 |
図形要素の作成と修正ができる。
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12週 |
モデルのビジュアライズ(1)(オブジェクトの配置) |
図形要素の作成と修正ができる。 平面図形と投影図の書き方を理解している。
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13週 |
モデルのビジュアライズ(2)(テクスチャの設定) |
図形要素の作成と修正ができる。 平面図形と投影図の書き方を理解している。
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14週 |
モデルの提案(1)(アニメーション作成) |
図形要素の作成と修正ができる。 平面図形と投影図の書き方を理解している。
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15週 |
モデルの提案(2)(書出し),講義まとめ |
図形要素の作成と修正ができる。
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 40 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 40 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 20 |