都市計画

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 都市計画
科目番号 0032 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 生活の視点でとく都市計画:加藤仁美ほか:彰国社:978-4-395-32060-8
担当教員 鈴木 一史

到達目標

□ 都市計画の歴史と都市計画法について理解できる.
□ 交通需要予測と交通マスタープランについて理解できる.
□ 都市施設と都市の面整備について理解できる.
□ 環境負荷の低減,都市のバリアフリー化,開発許可制度について理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
都市計画の歴史と都市計画法について理解でき,説明できる.都市計画の歴史と都市計画法について理解できる.都市計画の歴史と都市計画法について理解できておらず,説明できない.
交通需要予測と交通マスタープランについて理解でき,説明できる.交通需要予測と交通マスタープランについて理解できる.交通需要予測と交通マスタープランについて理解できておらず,説明できない.
都市施設と都市の面整備について理解でき,説明できる.都市施設と都市の面整備について理解できる.都市施設と都市の面整備について理解できておらず,説明できない.
環境負荷の低減,都市のバリアフリー化,開発許可制度について理解でき,説明できる.環境負荷の低減,都市のバリアフリー化,開発許可制度について理解できる.環境負荷の低減,都市のバリアフリー化,開発許可制度について理解できておらず,説明できない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 C 説明 閉じる

教育方法等

概要:
都市機能の充実や更新は,社会基盤整備の重要な課題のひとつである.この課題を解決するためには,都市の歴史や構成をはじめ法的側面,近年の社会経済状況などに関する幅広い知識が必要である.本講義では,都市計画の考え方,近年の課題を踏まえた問題・課題,都市計画策定のための手法の基礎について幅広く修得する.
授業の進め方・方法:
板書,プロジェクタによる講義を行う.毎回プリントを配布する.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,都市計画とは 都市の定義を理解できる.
2週 近代都市計画の歴史 田園都市論,近隣住区論などの近代の都市計画思想について理解できる.
3週 都市計画法(1) 計画の段階構成,都市計画の理念・区域・内容について理解できる.
全国総合開発計画・国土形成計画の変遷と系譜について理解できる.
4週 都市計画法(2) 整開保,区域区分,地域地区について理解できる.
5週 都市計画法(3) 用途地域,その他地域地区について理解できる.
6週 都市計画のプロセス 都市計画の決定手続き,計画関連主体,市民との関わりについて理解できる.
7週 前期(前半)のまとめ
8週 中間試験
2ndQ
9週 都市計画のフレームと手順 人口フレーム,産業・経済フレーム,都市計画の手順について理解できる.
10週 交通の現状 交通計画のプロセス,交通の現状と交通計画,交通実態調査について理解できる.
11週 交通需要予測(1) 四段階推計法のプロセス,生成・発生集中交通量の推計方法について理解できる.
12週 交通需要予測(2) 分布交通量,分担交通量,配分交通量の推計方法について理解できる.
13週 交通マスタープラン(1) 交通マスタープラン,道路ネットワークについて理解できる.
14週 交通マスタープラン(2) 公共交通ネットワーク,公共交通施設計画について理解できる.
15週 前期(後半)のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 個別の交通施設計画 都市施設,都市交通施設計画について理解できる.
2週 緑地・公園,供給および処理施設 緑地・公園,配置パターン・整備目標,供給および処理施設の計画について理解できる.
3週 市街地開発事業(1) 土地区画整理事業について理解できる.
4週 市街地開発事業(2) 市街地再開発事業等について理解できる.
5週 地区計画等 地区計画等,地区計画の策定,様々な地区計画について理解できる.
6週 参加型まちづくり 市民参加の歴史,市民参加のプロセスについて理解できる.
7週 後期(前半)のまとめ
8週 中間試験
4thQ
9週 中心市街地の活性化 市街地衰退のメカニズム,まちづくり三法による中心市街地活性化,コンパクトシティについて理解できる.
10週 都市の環境(1) 環境負荷の現状と目標について理解できる.
11週 都市の環境(2) 環境負荷を削減するための都市・交通計画について理解できる.
12週 開発手続き 開発許可制度,環境影響評価について理解できる.
13週 都市の安心・安全(1) 高齢社会における交通計画・デザイン,バリアフリー,ユニバーサルデザインについて理解できる.
14週 都市の安心・安全(2) 都市防災の計画と制度について理解できる.
15週 後期(後半)のまとめ
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000