地盤防災

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 地盤防災
科目番号 0047 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書 地盤工学第2版 澤孝平編著 森北出版 4-627-40662-9 、参考書 絵とき土質力学(改訂2版) 粟津清蔵他3名 オーム社 4-274-10254-8
担当教員 森田 年一

到達目標

□斜面崩壊のメカニズムを理解し、斜面安定問題について安全率の計算ができる。
□自然災害が社会に及ぼす影響と災害対策事業の役割について論ずることができる。
□圧密沈下対策工法について説明できる。
□液状化の予測・判定の手順について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1斜面崩壊のメカニズムを充分に理解し、斜面安定問題について安全率の計算ができる。斜面崩壊のメカニズムを理解し、斜面安定問題について安全率の計算ができる。斜面崩壊のメカニズムを理解できず、斜面安定問題について安全率の計算ができない。
評価項目2圧密沈下対策工法について充分に説明できる。圧密沈下対策工法について説明できる。圧密沈下対策工法について説明できない。
評価項目3液状化の予測・判定の手順について充分に説明できる。液状化の予測・判定の手順について説明できる。液状化の予測・判定の手順について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 C 説明 閉じる

教育方法等

概要:
斜面安定、地盤の災害とその防災、圧密沈下対策、液状化の予測・判定について学習する。演習を数多く解くことにより、地盤特有の力学的問題に対する解決方法を習熟することが大切である。
授業の進め方・方法:
実務との関連を強く意識して、授業を行う。授業内容によりプロジェクタを使用する場合がある。
注意点:
授業内容と実務で行われている設計・施工との関連を意識して授業に臨むこと。真摯な態度で授業に臨むことを期待する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 斜面の安定(1) 限界平衡法と応力解析法 半無限斜面の安定解析や円弧すべり面による安定解析ができる。
2週 斜面の安定(2) 無限長斜面・すべり面の安定解析 円弧すべり面による安定解析について説明できる。
3週 斜面の安定(3) 地震時の斜面安定解析 斜面防災について理解している。
4週 斜面の安定(4) 安全率の解釈 斜面防災について理解している。
5週 地盤の災害とその防災(1) わが国の自然災害の変遷、山くずれ、がけくずれ 斜面防災について説明できる。
6週 地盤の災害とその防災(2) 地すべり、土石流、液状化 液状化について説明できる。
飽和砂の液状化、液状化に影響する要因を理解している。
7週 地盤改良 地盤改良の分類、各種の地盤改良工法 地盤改良について説明できる。
液状化対策工についての理解している。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 土の圧縮と圧密(1) 圧密時間の算定と圧密沈下曲線 地盤内応力(自重や上載荷重による応力増加)を理解している。
圧密沈下量や圧密沈下時間について説明でき、一次元圧密計算ができる。
10週 土の圧縮と圧密(2) 圧密の促進方法 地盤改良について説明できる。
11週 地盤の液状化現象(1) 地盤の動的性質 液状化について説明できる。
12週 地盤の液状化現象(2) 砂質土地盤の液状化 液状化について説明できる。
13週 地盤の液状化現象(3) 液状化の予測・判定の手順 飽和砂の液状化、液状化に影響する要因を理解している。
14週 地盤の液状化現象(4) 粒度とN値による予測・判定 飽和砂の液状化、液状化に影響する要因を理解している。
15週 地盤の液状化現象(5) 繰返し三軸試験結果による予測・判定 飽和砂の液状化、液状化に影響する要因を理解している。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000