概要:
精密加工技術は、機械機器の機能を高めて高付加価値を実現するために不可欠の技術であり、機械工業はもとよりあらゆる工業分野における基礎技術となっている。精密加工の領域の振り分けや、課題について理解するとともに、課題解決のための考え方や方法を学習する。
授業の進め方・方法:
前半では精密な加工を阻害している要因とその対策について学習し、後半では様々な精密加工事例を紹介し理解を深める。
注意点:
本科目は、授業時間30時間に加えて、自学自習時間60時間が授業の前後に必要となります。具体的な学修内容は日頃よりモノづくりに関心を持ち、シラバスを参考に家庭学習として予習・復習をするとともに、課題が課された時には、授業内容に照らし合わせて、自分なりの考察を交えて課題作成することとなります。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 工作 | 鋳物の作り方、鋳型の要件、構造および種類を説明できる。 | 5 | |
精密鋳造法、ダイカスト法およびその他の鋳造法における鋳物の作り方を説明できる。 | 5 | |
鋳物の欠陥について説明できる。 | 5 | |
溶接法を分類できる。 | 5 | |
ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。 | 5 | |
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。 | 5 | |
サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを説明できる。 | 5 | |
塑性加工の各加工法の特徴を説明できる。 | 5 | |
切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。 | 5 | |
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。 | 5 | |
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。 | 5 | |
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。 | 5 | |
切削工具材料の条件と種類を説明できる。 | 5 | |
切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。 | 5 | |
切削のしくみと切りくずの形態、切削による熱の発生、構成刃先を説明できる。 | 5 | |
研削加工の原理、円筒研削と平面研削の研削方式を説明できる。 | 5 | |
砥石の三要素、構成、選定、修正のしかたを説明できる。 | 5 | |
ホーニング、超仕上げ、ラッピングなどの研削加工を説明できる。 | 5 | |