ディジタルシステム設計特論

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 ディジタルシステム設計特論
科目番号 4 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 自作資料を配布
担当教員 大豆生田 利章

到達目標

□ディペンダブルシステムに関する基礎的な質問に答えられる。
□簡単なシステムの信頼性解析ができる。
□論理回路のテストに関する基礎的な質問に答えられる。
□簡単な論理回路のテストパターンを生成できる。
□システムの信頼性の重要性を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ディペンダブルシステムに関する基礎的な質問に答えられる。ディペンダブルシステムに関する基礎的な質問におおむね答えられる。ディペンダブルシステムに関する基礎的な質問に答えられない。
評価項目2簡単なシステムの信頼性解析ができる。簡単なシステムの信頼性解析がおおむねできる。簡単なシステムの信頼性解析ができない。
評価項目3論理回路のテストに関する基礎的な質問に答えられる。論理回路のテストに関する基礎的な質問におおむね答えられる。論理回路のテストに関する基礎的な質問に答えられない。
評価項目4簡単な論理回路のテストパターンを生成できる。簡単な論理回路のテストパターンを生成がおおむねできる。簡単な論理回路のテストパターンを生成できない。
評価項目5システムの信頼性の重要性を理解できる。システムの信頼性の重要性をおおむね理解できる。システムの信頼性の重要性を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
高度情報化社会において、故障の発生が障害に直結しないシステム(フォールトトレラントシステム、ディペンダブ
ルシステム)の構築が重要になっている。そこで、本講義では、まずディペンダブルシステムに関する概念と評価尺
度に関して開設する。その後、論理回路のテスト技術について解説する。
授業の進め方・方法:
座学
注意点:
本科目は、授業時間30時間に加えて、自学自習時間60時間が授業の前後に必要となります。
論理回路、確率、微分方程式およびラプラス変換に関する基礎知識が必要。本科目は隔年開講科目であり、令和5年度は開講する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 システムの信頼性(1) フォールトトレランスの基礎概念
2週 システムの信頼性(2) フォールトトレラントシステム
3週 システムの信頼性(3) フォールトトレランスの評価尺度
4週 システムの信頼性(4) フォールトトレランスシステムの例
5週 システムの信頼性(5) 組合わせモデルによる信頼性解析
6週 システムの信頼性(6) マルコフモデルによる信頼性解析(1)
7週 システムの信頼性(7) マルコフモデルによる信頼性解析(2)
8週 論理回路のテスト(1) 故障モデル(1)
2ndQ
9週 論理回路のテスト(2) 故障モデル(2)
10週 論理回路のテスト(3) テストパターン生成(1)
11週 論理回路のテスト(4) テストパターン生成(2)
12週 論理回路のテスト(5) スキャン設計(1)
13週 論理回路のテスト(6) スキャン設計(2)
14週 論理回路のテスト(7) 組込み自己テスト
15週 論理回路のテスト(8) 遅延故障
16週 期末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他レポート合計
総合評価割合800000020100
基礎的能力00000000
専門的能力800000020100
分野横断的能力00000000