材料学特論

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 材料学特論
科目番号 45 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 機械・金属材料学/実教出版 を教科書として指定 但し、機械材料学(丸善 荘司他)を代替としてかまわない
担当教員 山内 啓

到達目標

□金属の結晶構造や充填率の違いを説明できる。
□X線回折について基礎事項を説明できる。
□金属の機械的性質の概要を説明できる
□状態図を読むことができる
□鉄の違いを説明できる
□鉄の製造プロセスを説明できる
□炭素鋼の熱処理の目的・方法などを説明できる。
□CCT線図・TTT線図を利用することができる
□様々な鉄鋼材料について説明できる
□Al合金の特性について説明できる
□Cu合金の特性について説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1金属の結晶構造や組織の違いによる機械的性質の発現について説明できる金属の特徴的な機械的性質を説明できる金属の特徴的な機械的性質を説明できない
評価項目2欲しい機械的性質に応じて炭素鋼の熱処理を選択することができる炭素鋼の熱処理の目的・方法を説明できる炭素鋼の熱処理の目的・方法を説明できない
評価項目3結晶構造の違いによるX線回折について説明できる材料のX線回折について説明できる材料のX線回折について説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
金属の機械的性質、転位と強化機構、破壊の概要、合金と熱処理、相変態などについて専門用語を説明しながら講義する。
授業の進め方・方法:
講義形式;パワーポイントを使って授業を進める、レジュメはteams経由で事前に配布(授業前日までに)
注意点:
出身学科により、基礎的な知識が異なるのでわからない専門用語については適宜質問を受け付けるので、
授業中にわからないところを解消しながら授業を受けて欲しい
本科目は、授業時間30時間に加えて、自学自習時間60時間が授業の前後に必要となります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 概要・金属の基礎的な知識 基礎的な知識を確認できる
2週 結晶構造・欠陥 金属の代表的な結晶構造を説明できる
3週 状態図 状態図を理解する
4週 状態図2 状態図から金属組織の推定
5週 状態図3 てこの法則を理解する
6週 鉄鋼材料 鉄鋼材料を説明できる
7週 鉄鋼材料の熱処理 熱処理の目的・方法を説明できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 変形・転位 S-Sカーブについて説明できる
10週 変形・転位(2) 転位を理解する
11週 変形・転位(3) 変形挙動を転位を使って説明できる
12週 金属の強化機構 金属の強化方法を説明できる
13週 疲労・クリープ 金属の疲労について説明できる
14週 X線回折 ブラッグの式 消滅則を説明できる
15週 非鉄金属材料 非鉄金属材料の特徴を理解する
16週 期末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000