電磁気学特論Ⅰ

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電磁気学特論Ⅰ
科目番号 46 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書はファインマン物理学III 岩波書店
担当教員 平井 宏

到達目標

□ ベクトル解析について理解できる。
□ 静電気(クーロンの法則、ガウスの法則、電位)について理解できる。
□ ガウスの法則を応用して簡単な計算問題を解ける。
□ 静電エネルギーについて理解できる。
□ 静磁場(ローレンツ力、アンペールの法則、ベクトルポテンシャル)について理解できる。
□ アンペールの法則を使って簡単な計算問題を解ける。
□ 定常電流のエネルギーについて理解できる。
□ 誘導法則、相互インダクタンスについて簡単な計算問題を解ける。
□ マクスウェル方程式とその解について理解できる。
□ ポインティングベクトルについて理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ガウスの法則を良く理解できる。ガウスの法則を理解できる。ガウスの法則を理解できない。
評価項目2アンペールの法則を良く理解できる。アンペールの法則を理解できる。アンペールの法則を理解できない。
評価項目3ファラデーの電磁誘導の法則を良く理解できる。ファラデーの電磁誘導の法則を理解できる。ファラデーの電磁誘導の法則を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
静電気、静磁気、誘導法則、マクスウェル方程式の順序で、真空中の電磁気学を解説する。
この科目は国立研究所で電気系の精密計測を担当した教員がその経験を活かし、この科目について授業を行う。
授業の進め方・方法:
講義形式で進める。
注意点:
発散や回転などベクトルの初歩を知っていることを前提とする。
数回、課題(レポート)を課し、自宅学習を行ってもらう。このような事後学習が必要である。
本科目は、授業時間30時間に加えて、自学自習時間60時間が授業の前後に必要となります。具体的な学修内容は授業中に周知します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ベクトル解析 勾配、発散、回転など
2週 ベクトル解析 ガウスの定理、ストークスの定理
3週 静電気 クーロンの法則
4週 静電気
電位
5週 静電気 ガウスの法則
6週 静電気 静電エネルギー
7週 静磁気 ローレンツ力、電荷の保存則
8週 静磁気 アンペールの法則
2ndQ
9週 静磁気 ベクトルポテンシャル
10週 静磁気 磁気エネルギー
11週 誘導法則 ファラデーの発見した現象
12週 誘導法則 相互誘導、自己誘導
13週 マクスウェル方程式 マクスウェルの発見した項
14週 マクスウェル方程式の解 平面波、ポインティングベクトル
15週 まとめ
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ小テスト課題合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000