到達目標
□市場や価格などの経済システムを体系的に理解し、経済学の基礎的な知識を身につける。
□経済思想の代表的概念の意味や歴史的形成過程を理解することで、現代社会において生じている経済問題を読み解くこ
とができるようになる。
□経済格差、環境問題、少子高齢化など現代日本社会において生じている様々な問題を理解し、今後の展望を行うことが
できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 経済学の基礎や経済思想における代表的な概念について、その歴史的経緯も含め十分に理解し説明することができる。 | 経済学の基礎や経済思想における代表的な概念の意味について理解することができる。 | 経済学の基礎や経済思想における代表的な概念の意味について理解できていない。 |
評価項目2 | 経済学の諸概念を用い、現実に生じている問題に対し分析を加えることができる。 | 現代社会を考察する手法として経済学の諸概念を用いることができる。 | 現代社会を考察するにあたり、経済学の諸概念を用いることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
□講義を通じて、経済学や経済思想の基本的な知識を身につける。
□現実の経済的問題について、多様な観点から考察し、学習内容の理解を深める。
□ワークシートやレポート課題の作成を通じて、学習内容の定着を図るとともに、自らの意見を論理的に表現する方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
□授業は基本的に講義形式で行う(適宜、発表の機会も設ける予定である)。また、レポートの作成方法などについても指導する。
□最終評価は試験とレポート課題の合算で行う。
注意点:
□参考文献(必要に応じ授業中にも提示する)
・北田了介(2018)『教養としての経済思想』,萌書房.
・関谷喜三郎・池野秀弘・大島考介・木村雄一・安田武彦(2008)『はじめて学ぶ経済学』,慶應義塾大学出版会.
・岡崎哲二(2005)『コア・テキスト 経済史』増補版,新世社.
・石坂昭雄・船山榮一・宮野啓二・諸田實(1985)『新版 西洋経済史』,有斐閣.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
高専生が「経済思想」を学ぶことにどのような意義があるのか理解することができる。
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2週 |
アダム・スミスと資本主義(その1) |
資本主義と道徳性・公正さを両立するにはどうすればよいか説明できる。
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3週 |
アダム・スミスと資本主義(その2) |
国を富ませる原理や「見えざる手」の意味を説明できる。
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4週 |
J・S・ミルとマーシャル(その1) |
労働者階級の貧困を解決するためのミルの分配論について説明できる。
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5週 |
J・S・ミルとマーシャル(その2) |
マーシャルの成長論と第四の生産要素である「組織」の意義について説明できる。
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6週 |
ケインズと金融(その1) |
ケインズの『一般理論』についてその特徴を説明できる。
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7週 |
ケインズと金融(その2) |
ケインズ政策の意義と問題点を説明できる。
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8週 |
マルクスと社会主義(その1) |
「私有」の問題とマルクスの思考について説明できる。
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4thQ |
9週 |
マルクスと社会主義(その2) |
資本主義経済の問題点と社会主義経済の意義について説明できる。
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10週 |
ハイエクと私有財産(その1) |
ハイエクの市場観を説明できる。
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11週 |
ハイエクと私有財産(その2) |
ハイエクにおける私有財産の絶対性の意義を説明できる。
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12週 |
フリードマンと市場主義(その1) |
フリードマンの「市場主義」の意味を説明できる。
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13週 |
フリードマンと市場主義(その2) |
「市場主義」とアダム・スミス以来の経済学との関連を説明できる。
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14週 |
現代経済の課題 |
経済格差をもたらす要因と問題点について理解することができる。
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15週 |
学習のまとめ |
経済思想をふり返り、「よいお金儲け」のために望ましい組織や株主のあり方を説明できる。
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート | 授業中の課題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |