工業数学演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 工業数学演習Ⅱ
科目番号 8 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 特に指定しない. 必要に応じてプリント等を配る.
担当教員 吉田 はん,碓氷 久,神長 保仁,大森 祥輔,北田 健策,清水 理佳,大嶋 一人,荒川 達也

到達目標

□積分を応用して面積,体積を求めることができる.
□線積分,面積分ができる.
□固有値,固有ベクトルを求めることができる.
□微分作用素を用いて特殊解を求めることができる.
□留数定理を理解し,その応用ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1積分を的確に応用して面積、体積を正確に求めることができる。積分を応用して面積、体積を求めることができる。積分を応用して面積、体積を求めることができない。
評価項目2複雑な線積分、面積分ができる。線積分、面積分ができる。線積分、面積分ができない。
評価項目3固有値、固有ベクトルの定義を理解し応用することができる。固有値、固有ベクトルを求めることができる。固有値、固有ベクトルを求めることができない。
評価項目4仕組みを理解したうえで微分作用素を用いて特殊解を求めることができる。微分作用素を用いて特殊解を求めることができる。微分作用素を用いて特殊解を求めることができない。
評価項目5留数定理を十分理解し、的確に応用できる。留数定理を理解し、その応用ができる。留数定理を理解できない、または応用できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
微分積分学,線型代数学,微分方程式,ベクトル解析,確率統計,複素関数,応用解析学,など数学全般における演習など.
授業の進め方・方法:
講義に即した演習問題を解かせる一方,時間の関係で講義では触れることが出来ない内容に関しても触れる機会を与える.微分積分学,線型代数学,微分方程式,ベクトル解析,確率統計,複素関数,応用解析学,など数学全般ができるようにする.
注意点:
数学は工学を勉強するうえで不可欠なものなので,自分の研究課題にどう生かせるかなどを考えながら授業に臨むと
よい.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 線形代数(1) 線型空間と部分空間
次元と基底
2週 線形代数(2) 線型写像と表現行列
3週 微分積分(1) 数列と級数
テイラー展開
4週 微分積分(2) 偏導関数とその応用
2重積分とその応用
5週 基礎数学 2次関数など基本的な事柄
6週 微分方程式 定数係数線型微分方程式
連立微分方程式
7週 微分方程式 偏微分方程式
8週 確率統計(1) 離散的確率
確率過程
連続的確率
2ndQ
9週 確率統計(2) 確率密度関数
平均、分散
10週 フーリエラプラス(1) ラプラス変換
微分方程式
11週 フーリエラプラス(2) デルタ関数
12週 ベクトル解析(1) 線積分と面積分
積分定理
13週 ベクトル解析(2) 曲線座標系
14週 複素解析(1) べき級数の収束性とローラン展開
15週 複素解析(2) 留数定理
等角写像
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000