| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 通常の平面上の対象を複素平面上の四則演算を自在に用いることで,回転や平行移動等の操作へ充分に応用できる。 | 通常の平面上の対象と複素平面上の対象とを同一視でき,四則演算を用いて回転や平行移動等の操作ができる。 | 複素数の四則演算の幾何的意味が理解できず,回転や平行移動等の操作への応用ができまい。 |
評価項目2 | コーシーリーマンの方程式,コーシーの積分公式に関する性質を証明に至るまで充分に理解し,種々の計算に自在に適用することができる。 | コーシー・リーマンの方程式,コーシーの積分公式に関する性質を理解し,種々の計算に適用することができる。 | コーシーリーマンの方程式,コーシーの積分公式に関する性質を理解できず,種々の計算に適用することができない。 |
評価項目3 | ローラン展開の仕組みを証明を含めて理解し,正則関数の孤立特異点の種類をローラン展開を用いて計算でき,その留数を求めることができる。 | 正則関数の孤立特異点の種類をローラン展開を用いて計算でき,その留数を求めることができる。 | 孤立特異点におけるローラン展開を計算できず,その留数を求めることができない。 |
評価項目4 | 留数定理を用いて,複素周回積分が計算でき,それを様々な実積分の計算へ自律的に応用できる。 | 留数定理を用いて,複素周回積分が計算でき,それを実積分の計算へ応用できる。 | 留数定理を用いて,複素周回積分が計算できないため,実積分の計算へ応用することができない。 |