地震工学特論

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 地震工学特論
科目番号 102 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリント
担当教員 井上 和真

到達目標

・土木構造物の耐震設計に必要な地盤と構造物の動的問題・地震時挙動の基礎を習得するともに,自ら数値解析を行い,解析結果に基づいて分析・考察を行うことを到達目標をする.
□ 成層地盤の地震応答解析に必要な,地盤の動的変形特性,重複反射理論,等価線形解析などを理解できる.
□ 構造物の地震応答解析に必要な,構造物のモデル化,逐次非線形解析などを理解できる.
□ 地盤と構造物の地震応答解析結果をレポートとして作成し,それをわかりやすくプレゼンテーションできる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1成層地盤の地震応答解析について,モデル化,解析手法を十分に理解している成層地盤の地震応答解析について,モデル化,解析手法を理解している成層地盤の地震応答解析について,モデル化,解析手法をを理解できない
評価項目2構造物の地震応答解析について,モデル化,解析手法を十分に理解している構造物の地震応答解析について,モデル化,解析手法を理解している構造物の地震応答解析について,モデル化,解析手法を理解できない
評価項目3地震応答解析結果について,解析結果を分析し,適切な考察を行うことができる.地震応答解析結果について,解析結果を分析し,考察を行うことができる.地震応答解析結果について,解析結果を分析し,考察を行うことができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義は,地盤と構造物の地震時挙動について理解することを目的とする.地盤と構造物の地震時挙動は,地震応答解析によって実施されることが一般的である.地盤と構造物の地震応答解析に必要な,物性値や非線形特性のモデル化,解析の理論や手法,さらには得られた解析結果の分析について,演習を通じて学習する.
授業の進め方・方法:
授業形式は,ゼミ・グループ作業形式による地盤と構造物の地震応答解析の演習を行う.
また,地震応答解析の演習成果の発表を行い,理解度の確認する.
注意点:
本科目をの履修を希望するものは,環境都市工学科「地震防災」,「耐震構造学」を履修していることが望ましい.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 本講義の目的,進め方,地震工学の基礎
2週 成層地盤の地震応答解析(1) 地盤のモデル化,地盤の動的変形特性,
重複反射理論,等価線形解析と逐次非線形解析
3週 成層地盤の地震応答解析(2) 成層地盤の地震応答解析の入力値作成
(プレ処理)
4週 成層地盤の地震応答解析(3) 成層地盤の地震応答解析の実施
5週 成層地盤の地震応答解析(4) 成層地盤の地震応答解析結果の処理
(ポスト処理)
6週 成層地盤の地震応答解析(5) 発表資料,レポート作成
7週 課題発表1 課題発表,全体討議,レポート提出
8週 構造物の地震応答解析(1) 構造物のモデル化,多自由度系の振動モデルの定式化,逐次地震応答解析,固有値解析
2ndQ
9週 構造物の地震応答解析(2) 地震応答解析のプログラミングの基礎
10週 構造物の地震応答解析(3) 構造物の地震応答解析の入力値作成
(プレ処理)
11週 構造物の地震応答解析(4) 構造物の地震応答解析の入力値作成
(プレ処理)
12週 構造物の地震応答解析(5) 構造物の地震応答解析の実施
13週 構造物の地震応答解析(6) 構造物のの地震応答解析結果の処理
(ポスト処理)
14週 構造物の地震応答解析(7) 発表資料,レポート作成
15週 課題発表2 課題発表,全体討議,レポート提出
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合03000070100
基礎的能力0000000
専門的能力03000070100
分野横断的能力0000000