到達目標
単純な系へ摂動法や変分法を適用できる
点群について理解でき、群論の数式が使える
群論を単純な分子の振動分光へ応用できる
群論を単純な分子の分子軌道法へ応用できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 単純な系へ摂動法や変分法を正しく適用できる | 単純な系へ摂動法や変分法を適用できる | 単純な系へ摂動法や変分法を適用できない |
評価項目2 | 点群について正しく理解でき、群論の数式が充分使える | 点群について理解でき、群論の数式が使える | 点群について理解できず、群論の数式が使えない |
評価項目3 | 群論を単純な分子の振動分光へ充分応用できる | 群論を単純な分子の振動分光へ応用できる | 群論を単純な分子の振動分光へ応用できない |
評価項目4 | 群論を単純な分子の分子軌道法へ充分応用できる | 群論を単純な分子の分子軌道法へ応用できる | 群論を単純な分子の分子軌道法へ応用できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
量子化学の基礎(変分法、摂動法、角運動量)
群論(群、点群、規約表現)
光吸収と摂動法、振動分光法への群論の応用
分子軌道法への群論の応用
授業の進め方・方法:
講義中心の授業であるが、演習を交えながら進める。
注意点:
本科目は、授業時間30時間に加えて、自学自習時間60時間が授業の前後に必要となります。具体的な学修内容は以下の通りです。授業への準備として、授業内容の背景にある、量子化学の内容をしっかりと復習して望んでください。課題も多めですが、授業内容を復習しつつしっかりと取り組んでください。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
量子化学の基礎1 |
シュレディンガー方程式や波動関数の性質について理解し、BO近似について理解する
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2週 |
量子化学の基礎2 |
角運動量について理解する
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3週 |
量子化学の基礎3 |
角運動量の合成と多電子原子の項記号について理解する
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4週 |
量子化学の基礎4 |
定常状態の摂動法および変分法について理解する
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5週 |
量子化学の基礎5 |
時間依存の摂動法について理解し、光の吸収放出の量子力学的取り扱いについて理解する
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6週 |
群論入門1 |
分子の点群について理解する。また、群論の数式について理解する
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7週 |
群論入門2 |
対称操作の表現について理解し、可約表現、既約表現について理解する
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8週 |
群論入門3 |
指標と指標表について理解し、可約表現の簡約について理解する
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2ndQ |
9週 |
群論の分光学への応用1 |
二原子分子の振動について理解する
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10週 |
群論の分光学への応用2 |
多電子分子の基準振動について理解する
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11週 |
群論の分光学への応用3 |
赤外吸収およびラマン散乱の選択則について理解する
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12週 |
群論の分子軌道法への応用1 |
分子軌道法の特徴について理解する
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13週 |
群論の分子軌道法への応用2 |
Walsh Diagramについて理解する
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14週 |
群論の分子軌道法への応用3 |
分子軌道法への群論の応用について理解する
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15週 |
群論の分子軌道法への応用4 |
SALCについて理解する
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |