到達目標
□近世・近代ヨーロッパの社会や歴史に様々な角度から光をあてて、世界史におけるヨーロッパの役割、他の地域・ 文明に与えた影響などを理解することができる。
□現代世界形成に大きな役割を果たしたヨーロッパの歴史的背景について理解を深めることで、グローバル化の時代 ににふさわしい教養・認識を身につけることができる。
□現代の日本とは異なる過去の社会や人々の生活を学ぶことにより、物事について多様な角度からアプローチするた めの訓練を積むことができる。
□歴史における人類の偉業ならびに愚行について考察することにより、これからの世界を形作るうえで必要な教訓を 得ることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 世界史におけるヨーロッパの役割、他の地域・ 文明に与えた影響などを理解し、読書などを通じて、さらに理解を深めることができる。 | 世界史におけるヨーロッパの役割、他の地域・ 文明に与えた影響などを理解することができる。 | 世界史におけるヨーロッパの役割、他の地域・ 文明に与えた影響などを理解することができない。 |
評価項目2 | 現代の日本とは異なる過去の社会や人々の生活を学ぶことにより、物事について多様な角度からアプローチするた めの訓練を積み、さらに読書などを通じて、自分なりの問題関心に基づいて、研究することができる。 | 現代の日本とは異なる過去の社会や人々の生活を学ぶことにより、物事について多様な角度からアプローチするた めの訓練を積むことができる。 | 現代の日本とは異なる過去の社会や人々の生活を学ぶことの重要性を理解できず、物事について多様な角度からアプローチすることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
・本科目は学修単位科目であり、授業時間30時間に加えて、自学自習時間60時間が必要である。
・近世・近代ヨーロッパの政治、文化、宗教など、毎回テーマを設定し、講義や資料(英語文献含む)の講読を通 じて、基本的な知識を提供する。
・講義の内容に関係する資料や参考図書を読み込むことで、現代世界の諸問題の歴史的背景を理解する。
・レポートの作成などを通じて、自らの考えを論理的に表現する訓練をおこなう。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。講義の内容や文献・資料の講読にもとづいたグループでの議論や小論文の作成なども実施する。
注意点:
1年次の「歴史」、4年次の「比較社会史」で学習した内容を前提に授業を進めます。
中央公論新社『世界の歴史』シリーズや山川出版社『世界史リブレット』シリーズ(いずれも図書館に所蔵)のヨー ロッパを扱った巻を読んでおくことが望ましい。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
イントロダクション |
西洋近代史概説
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2週 |
歴史学の手法 |
史料をいかに読むのか。歴史学の対象は何か。
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3週 |
キリスト教世界 (1) |
中世から近代にかけて、ヨーロッパ・キリスト教世界 はどのような展開を示したか。教会は社会にどのよう に影響を与えたか。 中世カトリック教会。
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4週 |
キリスト教世界 (2) |
中世から近代にかけて、ヨーロッパ・キリスト教世界 はどのような展開を示したか。教会は社会にどのよう に影響を与えたか。 宗教改革について。
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5週 |
キリスト教世界 (3) |
中世から近代にかけて、ヨーロッパ・キリスト教世界 はどのような展開を示したか。教会は社会にどのよう に影響を与えたか。 近代社会とキリスト教。
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6週 |
ヨーロッパの都市と市民 (1) |
ヨーロッパの都市の特質は何か。 市民意識成立の背景は何か。 中世都市。
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7週 |
ヨーロッパの都市と市民 (2) |
ヨーロッパの都市の特質は何か。 市民意識成立の背景は何か。 近代の都市。
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8週 |
近世・近代ヨーロッパの家族史 |
ヨーロッパにおける家族や世帯構造の特徴。 社会や経済との関わり
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4thQ |
9週 |
歴史における「衰退」 (1) |
ローマ帝国、大英帝国など、過去の大国はいかに衰退 していったか。その社会はどのような変容を遂げたの か。日本にとってどのような教訓を提供してくれるの か。 オランダの例。
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10週 |
歴史における「衰退」 (2) |
ローマ帝国、大英帝国など、過去の大国はいかに衰退 していったか。その社会はどのような変容を遂げたの か。日本にとってどのような教訓を提供してくれるの か。 近代イギリス。
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11週 |
歴史における「衰退」 (3) |
ローマ帝国、大英帝国など、過去の大国はいかに衰退 していったか。その社会はどのような変容を遂げたの か。日本にとってどのような教訓を提供してくれるの か。 イギリス衰退についての議論。
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12週 |
近代ヨーロッパにおける政治と 宗教 |
フランス革命以後の時代において、政治と宗教はいか 宗教 なる関係にあったか。フランスにおける「ライシテ( 脱宗教性)」の原則の確立などを取り上げ、21世紀の 多文化社会における政教関係についても考察したい。 フランス革命の対教会政策。
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13週 |
近代ヨーロッパにおける政治と 宗教 |
フランス革命以後の時代において、政治と宗教はいか 宗教 なる関係にあったか。フランスにおける「ライシテ( 脱宗教性)」の原則の確立などを取り上げ、21世紀の 多文化社会における政教関係についても考察したい。 19世紀フランスと教会。
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14週 |
近代ヨーロッパにおける政治と 宗教 |
フランス革命以後の時代において、政治と宗教はいか 宗教 なる関係にあったか。フランスにおける「ライシテ( 脱宗教性)」の原則の確立などを取り上げ、21世紀の 多文化社会における政教関係についても考察したい。 現代における政治と宗教。
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15週 |
総括 |
全体のまとめ
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16週 |
期末試験 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |