情報処理III

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 情報処理III
科目番号 ma070 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 三谷純 著,Python ゼロからはじめるプログラミング,翔泳社,2021年,1880円(+税)
担当教員 高橋 美喜男,伊藤 裕一

到達目標

評価項目1. 基礎的なプログラムを作成できる。
評価項目2. 計算機を用いて数学的な処理を行うことができる。
評価項目3. 基礎的なアルゴリズムについて理解し、任意のプログラミング言語を用いて記述できる。
評価項目4. 同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1,2,4様々なアルゴリズムについて過不足なく説明できる様々なアルゴリズムについて説明できる様々なアルゴリズムについて説明できない
評価項目3学習したアルゴリズムについて,Pythonを用いた適切なプログラムを作成できる学習したアルゴリズムについて,Pythonを用いたプログラムを作成できる学習したアルゴリズムについて,Pythonを用いたプログラムを作成できない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R6) 6A 各機械工学分野基礎科目の修得

教育方法等

概要:
1.様々なアルゴリズムについて学習する.
2.学習したアルゴリズムをPythonを用いたプログラムとして作成する.
授業の進め方・方法:
1.アルゴリズムに関する資料は配布する.
2.Pythonの復習用として,情報処理IおよびIIで用いた教科書を使用する.
注意点:
PCを使った演習が多いため、PCを使い慣れていない場合は、空き時間等も利用してできるだけ早くPC操作に慣れること.
また,毎回資料を配布するので,紛失しないようにファイリングしておくこと,授業時間中に作成しきれなかった演習問題のプログラムは空き時間を利用して作成すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・Pythonによるプログラミングの復習 Phthonを用いたプログラムを作成することができる.
2週 順位付け1 N個の整数について,順位付けのプログラムが作成できる.また,処理数を減らすようなアルゴリズムについて理解できる.素因数分解のプログラムが作成できる.
3週 順位付け2 N個の整数について,順位付けのプログラムが作成できる.また,処理数を減らすようなアルゴリズムについて理解できる.素因数分解のプログラムが作成できる.
4週 再帰(階乗,組み合わせ),ソート 再帰を用いて,階乗,組み合わせのプログラムを作成することができる.
5週 ソート(直接選択法,バブルソート,シェーカーソート,基本挿入法,シェルソート,クイックソート)1 ソートの各種アルゴリズムを理解し,プログラムを作成できる.
6週 ソート(直接選択法,バブルソート,シェーカーソート,基本挿入法,シェルソート,クイックソート)2 ソートの各種アルゴリズムを理解し,プログラムを作成できる.
7週 ソート(直接選択法,バブルソート,シェーカーソート,基本挿入法,シェルソート,クイックソート)3 ソートの各種アルゴリズムを理解し,プログラムを作成できる.
8週 中間試験 試験受験
2ndQ
9週 答案返却・解説
答案の返却および解説
10週 非線形方程式の解法1 2分法とニュートン法によるプログラムが作成できる.
11週 非線形方程式の解法2 2分法とニュートン法によるプログラムが作成できる.
12週 知的データベース 決定木(二分木)を用いた知的データベースのプログラムを作成することができる.
13週 パズルゲーム(戦略を持つじゃんけん)1 対戦するたびに相手のくせを読み強くなるじゃんけんプログラムを作成することができる.
14週 パズルゲーム(戦略を持つじゃんけん)2 対戦するたびに相手のくせを読み強くなるじゃんけんプログラムを作成することができる.
15週 試験実施 試験受験
16週 答案返却・解説
答案の返却および解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー基礎的なプログラムを作成できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14
計算機を用いて数学的な処理を行うことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14
基礎的なアルゴリズムについて理解し、任意のプログラミング言語を用いて記述できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。3前5,前6,前7,前10,前11

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
評価項目1〜4100100