工業力学I

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 工業力学I
科目番号 ma100 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 小山十郎著「機械力学考え方解き方」第3版 東京電機大学出版局、3,080円(税8%込み)
担当教員 内田 洋彰

到達目標

1.力の合成と分解をすることができる
2.力のモーメント、偶力の意味を理解し、それらを計算できる
3.一点に作用する力のつりあい条件、着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる
4.トラスに働く力の意味を理解し、各部材に働く力の計算ができる
5.重心の意味を理解し、簡単な図形の重心位置を計算できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1力の合成と分解を明確に理解し,問題を解くことができる力の合成と分解を理解し,問題を解くことができる力の合成と分解ができない
評価項目2力のモーメント、偶力の意味を明確に理解し、それらを明確に計算できる力のモーメント、偶力の意味をし、それらを計算できる力のモーメント、偶力の意味が理解できない、それらを計算できない
評価項目3一点に作用する力のつりあい条件、着力点が異なる力のつりあい条件を明確に説明できる一点に作用する力のつりあい条件、着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる一点に作用する力のつりあい条件、着力点が異なる力のつりあい条件を説明できない
評価項目4トラスに働く力の意味を明確に理解し、各部材に働く力の計算が明確にできるトラスに働く力の意味を理解し、各部材に働く力の計算ができるトラスに働く力の意味が理解できない、各部材に働く力の計算ができない
評価項目5重心の意味を明確に理解し、簡単な図形の重心位置を明確に計算できる重心の意味を理解し、簡単な図形の重心位置を計算できる重心の意味が理解できない、簡単な図形の重心位置の計算ができない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R6) 6A 各機械工学分野基礎科目の修得

教育方法等

概要:
1.力、力のモーメント、力の釣り合いについて理解し、これらの問題を解く方法について学習する
2.平面トラスに働く力、重心の意味を理解し、これらの問題を解く方法について学習する
授業の進め方・方法:
1.授業は講義形式で行う
2.授業中に演習を行う
3.レポートを課す
注意点:
1.この科目をしっかり身につけておかないと、3年以上で学ぶ材料力学などの専門科目についていけない
2.予習復習をしっかり行い、わからないところがあれば次週の授業までに理解しておくこと
3.前回の授業がわからないまま次の授業時間を迎えるのは厳禁
4.専攻科生TAによる放課後の補講も積極的に活用すること

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 力の合成と分解(1) 2つ以上の力と等しい効果を持つ1つの力を求める方法が説明できる
2週 力の合成と分解(2) 力の合成の問題を解くことができる,1つの力を座標軸に沿った2つの力に分解する方法が説明できる
3週 力の合成と分解(3) 力の分解の問題を解くことができる
4週 力のモーメント、釣り合い(1) モーメント、偶力の概念を説明できる
5週 力のモーメント、釣り合い(2) 1点に働く力の釣り合いを説明できる
6週 力のモーメント、釣り合い(3) 作用点の異なる力の釣り合いを説明できる
7週 力のモーメント、釣り合い(4) モーメントと力の釣り合いの問題を解くことができる
8週 前期中間試験 試験実施
2ndQ
9週 平面トラス(1) トラス(骨組構造のひとつ)に働く力を求める節点法を説明できる
10週 平面トラス(2) トラス(骨組構造のひとつ)に働く力を求める節点法を説明できる
11週 平面トラス(3) トラス(骨組構造のひとつ)に働く力を求める問題を解くことができる
12週 平面トラス(4) トラス(骨組構造のひとつ)に働く力を求める問題を解くことができる
13週 平面トラス(5) トラス(骨組構造のひとつ)に働く力を求める問題を解くことができる
14週 重心(1) 面積、体積、重心を求める方法を説明できる
15週 重心(2) 面積、体積、重心を求める方法を説明できる
16週 前期定期試験 試験実施

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学力の合成と分解をすることができる。3
力のモーメント、偶力の意味を理解し、それらを計算できる。3
一点に作用する力のつりあい条件、着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。3
重心の意味を理解し、簡単な図形の重心位置を計算できる。3

評価割合

試験レポート態度合計
総合評価割合603010100
評価項目1216229
評価項目266214
評価項目336211
評価項目4186226
評価項目5126220