国語ⅠB

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国語ⅠB
科目番号 0009 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 東郷克美ほか『高等学校 改訂版 国語総合』(第一学習社、2017年)、『国語表現ナビ』(浜島書店)、『ことばを広げる新漢字ノート』(浜島書店)
担当教員 加田 謙一郎

到達目標

1.話し手の言葉を聴き取り理解することができる(聴く力)。
2.授業で扱う様々な文章を読解することができる(読む力)。
3.自分の思いや考えを表現することができる(書く力)。
4.教育漢字をほぼ読み書きできる。
5.辞書等を使いながら基本的な古文・漢文が読解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1話し手の言葉を正確に聴き取り、かつ真意を推し量り、対応することができる。話し手の言葉を正確に聴き取り理解することができる。話し手の言葉を正確に聴き取り理解することができない。
評価項目2教育漢字を含め、授業で扱う様々な文章を正確に読解し、かつ鑑賞することができる。教育漢字を含め、授業で扱う様々な文章を正確に読解することができる。教育漢字を含め、授業で扱う様々な文章を正確に読解することができない。
評価項目3基本的な古文・漢文を正確に読解し、かつ鑑賞することができる。基本的な古文・漢文が正確に読解できる。基本的な古文・漢文が読解できない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 3(1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国語Ⅰは、特に「聴く」「読む」等の基礎学力の向上を重視する。古文・漢文では広く日本文化や伝統に触れ、古文・漢文の基礎的な知識を身につける。同時に豊かな人間性を養うべく、様々な情報や考え方に親しむことを目標とする。
この科目は学修単位科目のため、課題学習時間等を利用して教科書・ワークブックを使った自学自習を行うこと。定期試験等を通じて、その内容の理解度を評価するので、質問等があれば、授業中に確認すること。
授業の進め方・方法:
①授業は基本的に教科書・ワークブックに沿って講義形式で行う。1回の授業内容は、教科書・ワークブックを2:1の割合で学ぶ。
②講義は集中して聴き、ノートを取るのは当然である。それに加えて、自分の意見やアイディアを記録するくせをつけること。
③9回程度、漢字テキストから小テストを行うので、自学自習を進めておくこと。
④ワークブックは、定期試験の範囲に含めるので、丁寧に取り組み、自学自習を進めておくこと。
注意点:
自ら疑問点を出し、積極的に質問して授業の中で解決していくという態度が大切である。そのためにも予習として前もって作品を読み、わからない語句等を辞書で調べてくることが望ましい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス/古文(1)「竹取物語」を読む。 国語ⅠA同様、ガイダンスを行う。歴史的・文化的背景を知り、物語に現れた心情を読み取る。(MCC)
2週 古文(2)「伊勢物語」/適切な敬語を使う【プリント使用】(1) 歌物語を学び、歌に添えられた物語のありようから、古人の心情を読み取る。/敬語についての知識を深める。(MCC)
3週 短歌(1)教科書288~290頁「短歌」を読む。/適切な敬語を使う(2) 短歌の表現技巧を知る。/敬語について、誤用例を学び、自分自身の敬語使用の実際を振り返る。(MCC)
4週 短歌(2)教科書295頁に沿って、短歌を通して表現力を磨く。/慣用表現を使いこなす 短歌の表現技巧を使い、創作する。/慣用表現を学び、使用することができる。(MCC)
5週 古文(3) 随筆『徒然草』を読解する。/類義語に注意する 古文の随筆の基本を学ぶ。/類義語を学び、使用することができる。(MCC)
6週 古文(4) 随筆『徒然草』『方丈記』を読解する。/いろいろな表現で伝える 本文読解を通して、ものの見方の多様性を理解する。/様々な表現法を学び、自分自身の文章作成を見直す。(MCC)
7週 小説(1)夏目漱石「夢十夜」を読む。/文を短くする。 本文読解を通して、日本語の美しさを知る。/正確な情報伝達について理解できる。(MCC)
8週 総括(1) 教科書やノートを見直し、学んだことを一覧表にする。(MCC)
4thQ
9週 小説(2)「待ち伏せ」を読む。/要点を見つける 原典と翻訳を読み比べ、表現の違いについて理解する。/文章の要点を見つけ出す方法を身につける。(MCC)
10週 ①小説(3)志賀直哉等を読解する。 人物・情景・心情の描写ならびに創作意図などを理解して味わう。(MCC)
11週 ②小説(4)志賀直哉等を読解する。 創作意図などを味わい、その上で自らの疑問を問いにすることができる。(MCC)
12週 古文 日記文学『土佐日記』等を読解する。 日記文学の基本を学ぶ。(MCC)
13週 漢文入門 訓読法/故事成語 漢文訓読の基本を学ぶ。中国文化と日本文化に対する理解を深める。(MCC)
14週 言語活動 情報探索の方法と実践 情報探索の方法を学び、実践する。(MCC)
15週 定期試験 今までの授業をふまえ、設問に対して正しく解答する。
16週 試験の解答と解説・年間の授業の間総括 試験問題を見直し、正しい解答の導き方を確認する。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合35000065100
基礎的能力35000065100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000