近代以降の様々な文章や文学作品を享受し、理解と表現の能力を育成する。特に「正確な読解力」、「柔軟な思考力」、「適切な表現力」を調和的に伸ばすことで、総合的な国語力を身につける。また、人間・社会・歴史・自然などに広く目を向け、豊かな人間性や社会性をはぐくむ。
概要:
文学的教材に関しては、前期中間(明治)、前期期末(大正)、後期中間(昭和)、後期期末(現代)と時代を追って近代的自我の移り変わりを概観する。
評論的文章に関しては文学的教材に絡めてつつ、日本人のあり方と現代社会の問題をとらえる。
授業の進め方・方法:
①毎回の授業時に、漢字テキストからプリント形式で漢字学習をする。
②漢字学習終了後、文学的教材または評論的教材の精読を行う。
注意点:
①学習には主体的に取り組み、努力を惜しまない姿勢をもって臨むこと。
②毎回、漢字学習の習熟度を小テストで確認する。その小テストについては、評価割合の「その他」として位置づけてある。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
「現実と仮想」① |
「現実」と「仮想」に関する筆者の考えを的確に読み取る。
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2週 |
「現実と仮想」② |
「現実」と「仮想」に関する筆者の考えを的確に読み取る。
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3週 |
「舞姫」① |
国家・家・自我の間に揺れる近代人の苦悩を読み取る。
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4週 |
「舞姫」② |
国家・家・自我の間に揺れる近代人の苦悩を読み取る。
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5週 |
「舞姫」③ |
国家・家・自我の間に揺れる近代人の苦悩を読み取る。
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6週 |
「舞姫」④ |
国家・家・自我の間に揺れる近代人の苦悩を読み取る。
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7週 |
前期中間試験 |
今までの授業内容をふまえて、設問に対して正しく解答する。
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8週 |
試験の解答と解説 |
試験問題を見直し、正しい答えの導き方を確認する。
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2ndQ |
9週 |
「他者の声 実在の声」① |
「自我」と「他我」の境目を考える。
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10週 |
「他者の声 実在の声」② |
「自我」と「他我」の境目を考える。
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11週 |
「范の犯罪」① |
大正期の心境小説を読む。
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12週 |
「范の犯罪」② |
大正期の心境小説を読む。
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13週 |
「言語と記号」① |
言葉の記号としての役割を理解する。
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14週 |
「言語と記号」② |
言葉の記号としての役割を理解する。
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15週 |
前期期末試験 |
今までの授業内容をふまえて、設問に対して正しく解答する。
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16週 |
試験の解答と解説 |
試験問題を見直し、正しい答えの導き方を確認する。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
「鏡の中の現代社会」① |
「異世界」をとおして見えてくる「近代化」について,的確に読み取る。
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2週 |
「鏡の中の現代社会」② |
「異世界」をとおして見えてくる「近代化」について,的確に読み取る。
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3週 |
「檸檬」① |
凝縮された密度の濃い文学作品を味わう。
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4週 |
「檸檬」② |
凝縮された密度の濃い文学作品を味わう。
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5週 |
「檸檬」③ |
凝縮された密度の濃い文学作品を味わう。
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6週 |
「檸檬」④ |
凝縮された密度の濃い文学作品を味わう。
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7週 |
前期中間試験 |
今までの授業内容をふまえて、設問に対して正しく解答する。
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8週 |
試験の解答と解説 |
試験問題を見直し、正しい答えの導き方を確認する。
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4thQ |
9週 |
「猫のしあわせ」① |
筆者の考える,「遊び」と「しあわせ」の関係について,的確に読み取る。
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10週 |
「猫のしあわせ」② |
筆者の考える,「遊び」と「しあわせ」の関係について,的確に読み取る。
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11週 |
「沈黙」① |
本当の意味で怖いこととは何かを考える。
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12週 |
「沈黙」② |
本当の意味で怖いこととは何かを考える。
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13週 |
「日本文化の雑種性」① |
日本文化の本質を雑種性とする論説文を読み解く。
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14週 |
「日本文化の雑種性」② |
日本文化の本質を雑種性とする論説文を読み解く。
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15週 |
後期期末試験 |
今までの授業内容をふまえて、設問に対して正しく解答する。
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16週 |
試験の解答と解説 |
試験問題を見直し、正しい答えの導き方を確認する。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。 | 3 | |
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。 | 3 | |
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。 | 3 | |
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。 | 3 | |
論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。 | 3 | |
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。 | 3 | |
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。 | 3 | |
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。 | 3 | |
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。 | 3 | |
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。 | 3 | |
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。 | 3 | |
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。 | 3 | |
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。 | 3 | |
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。 | 3 | |
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。 | 3 | |