設計製図Ⅰ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 2016
授業科目 設計製図Ⅰ
科目番号 0022 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 林洋次ほか著『機械製図』実教出版,文部科学大臣が認可し官報で告知した定価(2年次に購入済)
担当教員 伊藤 裕一,小田 功

到達目標

1.ねじ,ボルト,ナット,溶接,キー,ピン,止め輪,軸のJIS規格を説明できる
2.ねじ,ボルト,ナットを略画法で製図できる
3.溶接,キー,軸を製図できる
4.転がり軸受けを説明できる
5.3DCADの特徴や分類を説明できる
6.基本的な要素の3DCADモデルを作成できる
7.CADモデル同士のアセンブリを作成できる
8.3Dモデルから2D図面の作成ができる
9.3DCADモデルから機構作成,干渉チェック,レンダリングといった拡張機能を利用できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1製図の表記法に則り正しく表記できる製図の表記法に則りほぼ正しく表記できる製図の表記法に則り表記できない
評価項目2記入漏れなく製図できるほぼ記入漏れなく製図できる記入漏れなく製図できない
評価項目3線のずれなく濃さを一定に製図できるほぼ線のずれなく濃さを一定に製図できる線のずれなく濃さを一定に製図できない
評価項目4 3DCADの特徴や分類を詳細・かつ正確に説明できる 3DCADの特徴や分類を説明できる 3DCADの特徴や分類を説明できない
評価項目5 基本的な要素の3Dモデルを確実に作成できる 基本的な要素の3Dモデルを作成できる 基本的な要素の3Dモデルを作成できない
評価項目6 3Dモデル同士からのアセンブリを自在に作成できる 3Dモデル同士からのアセンブリを作成できる 3Dモデル同士からのアセンブリを作成できない
評価項目7 3Dモデル・アセンブリから2D図面を作成できる 3Dモデル・アセンブリから2D図面を作成できる 3Dモデル・アセンブリから2D図面を作成できない
評価項目8 3Dモデルを利用して,機構作成,干渉チェック,レンダリングといった拡張機能を自在に作成できる 3Dモデルを利用して,機構作成,干渉チェック,レンダリングといった拡張機能を作成できる 3Dモデルを利用して,機構作成,干渉チェック,レンダリングといった拡張機能を作成できない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1.各種,機械要素のJIS規格を学ぶ
2.各種,機械要素の製図法を学ぶ
3.ボルト・ナットの略画法を学ぶ
4.3DCADの使用法を学ぶ
授業の進め方・方法:
1.授業時間中に教室で製図もおこない提出する
2.CAD製図においてはコンピュータ室にて製図を行い,電子データを提出する
3.提出した課題の平均点で評価する
注意点:
1.A4版の方眼紙と製図用具を持参すること
2.製図用のシャープペンシルは太線用と細線用を持参すること(太さ0.7mmと0.5mmの組み合わせか,太さ0.5mmと0.3mmの組み合わせ)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 製図法の基礎 製図用紙や製図用具の使い方を説明できる
2週 ねじの説明 ねじの種類とねじ各部の名称を説明できる
3週 ねじの製図 ねじを略画法で製図できる
4週 ボルト・ナットの説明 ボルトとナットの種類と使用法を説明できる
5週 ボルト・ナットの製図1 六角ボルトを略画法で製図できる
6週 ボルト・ナットの製図2 植込みボルトを略画法で製図できる
7週 ボルト・ナットの製図3 六角ナットや平座金を製図できる
8週 溶接の説明 溶接方法と溶接記号を説明できる
2ndQ
9週 溶接の製図1 溶接部を製図できる
10週 溶接の製図2 溶接部を製図できる
11週 キーとピンの説明 キーとピンを説明できる
12週 止め輪と軸の説明 止め輪,スプライン,セレーションを説明できる
13週 軸の製図1 キー溝のある軸を製図できる
14週 軸の製図2 キー溝のある軸を製図できる
15週 軸の製図3 キー溝のある軸を製図できる
16週 軸受の説明 転がり軸受けの種類を図示方法を説明できる
後期
3rdQ
1週 3DCADの基礎 3DCADと2DCADとの違い,3DCADの基礎と分類を説明できる
2週 CAD製図1 穴あき箱,スイッチプレートを製作できる
3週 CAD製図2 穴あき箱,スイッチプレートを製作できる
4週 CAD製図3 3Dモデル同士からアセンブリを作成できる
5週 CAD製図4 3Dモデル同士からアセンブリを作成できる
6週 CAD製図5 ねじや座金などの基本機械要素を既存モデルにアセンブリできる
7週 CAD製図6 ねじや座金などの基本機械要素を既存モデルにアセンブリできる
8週 CAD製図7 3Dモデルからの2D図面の作成ができる
4thQ
9週 CAD製図8 3Dモデルからの2D図面の作成ができる
10週 CAD製図9 3Dモデルからリンク機構のような動きのあるモデルの作成ができる
11週 CAD製図10 3Dモデルからリンク機構のような動きのあるモデルの作成ができる
12週 CAD製図11 3Dモデルアセンブリから干渉チェックやレンダリング表示ができる
13週 CAD製図12(総合課題) これまでの学習内容を応用して駆動軸および軸受のモデル作成・図面の作成ができる
14週 CAD製図13(総合課題) これまでの学習内容を応用して駆動軸および軸受のモデル作成・図面の作成ができる
15週 CAD製図14(総合課題) これまでの学習内容を応用して駆動軸および軸受のモデル作成・図面の作成ができる
16週 CAD製図15(総合課題) これまでの学習内容を応用して駆動軸および軸受のモデル作成・図面の作成ができる

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題その他合計
総合評価割合000001000100
基礎的能力00000000
専門的能力000001000100
分野横断的能力00000000