基礎科学

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 基礎科学
科目番号 0024 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 改訂版総合物理1 数研出版 545円 「セミナー物理基礎+物理」 第一学習社 870円+税 フォローアップドリル物理基礎 運動の表し方・力・運動方程式 300円+税 仕事とエネルギー・熱 257+税 フォローアップドリル物理 力と運動・熱と気体 314円+税
担当教員 高谷 博史

到達目標


・ 物理学の歴史をたどりながら、物理の仕組みや科学的な思考法などについて学び、今までに学んできた身近な物理現象について定性的に説明できること。
・ 物理量の基本的な量と基本単位を理解し、測定値を正確に科学的記数法で表示でき、有効数字を考慮した測定値の計算ができること。
・ 物理学Ⅰで必要な簡単な三角比について理解できること。
・ 物理量で使用されるベクトル量とスカラー量の違いを理解し、ベクトルの合成と分解の計算ができること。
・ 速度、加速度の定義を理解し、等速直線運動や落下運動、放物運動等の基本的事項が説明できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1科学的なものの考え方を理解し、実践することが出来る。科学的なものの考え方を説明することが出来る。科学的なものの考え方を説明することが出来ない。
評価項目2測定値における単位や有効数字、グラフ表記について理解し、基本的な計算をすることが出来る。測定値における単位や有効数字について説明することが出来る。測定値における単位や有効数字について説明することが出来ない。
評価項目3物理量をベクトルとスカラーに分けて理解し、様々な運動についての計算をすることが出来る。物理量をベクトルとスカラーに分けられることを説明し、基本的な運動の計算をすることができる。物理量をベクトルとスカラーに分けられることを説明することが出来ず、基本的な運動の計算もできない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
今後学んでゆく物理学や工学の基礎となるものを学ぶ。
授業の進め方・方法:
前半はプリントを中心に講義および演習をおこなう。後半は物理学における取り組み方を習得するための講義と演習が主となる。
注意点:
今後学んでゆくあらゆる理系分野の学問の基礎となるので、しっかりと理解するように努めること。そのために、常に自分の頭で考え、イメージを持って講義に臨むこと。
前半は教科書がないので、毎回の講義についてきちんとノートにまとめること。
課題は期限までにきちんと提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
物理学のはじまり
これからの学習方法などについて理解する。
物理の仕組みや科学的な思考法などについて学ぶ。
2週 基本的な物理量と基本単位 物理量の基本的な量と基本単位を理解し、測定値を正確に科学的記数法で表示できる。
3週 測定と測定値の計算1 有効数字を考慮した測定値の計算ができる。
4週 測定と測定値の計算2 有効数字を考慮した測定値の計算ができる。
測定値を正確にグラフ表示できる。
5週 簡単な三角比 物理学Ⅰで必要な簡単な三角比について理解できる。
6週 物理量の表し方(ベクトルとスカラー)1 物理量で使用されるベクトル量とスカラー量の違いを理解できる。
7週 物理量の表し方(ベクトルとスカラー)2 ベクトルの合成と分解の計算ができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 速度と加速度運動1 速度、加速度について、ベクトルを意識して理解できる。
10週 速度と加速度運動2 等速直線運動や等加速度運動について理解し、基本的な問題を解くことが出来る。
11週 落下運動1 落下運動について理解し、基本的な問題を解くことが出来る。
12週 落下運動2 落下運動について理解し、基本的な問題を解くことが出来る。
13週 さまざまな運動1 水平投射や斜方投射の基本的な問題を解くことが出来る。
14週 さまざまな運動2 水平投射や斜方投射の基本的な問題を解くことが出来る。
15週 まとめ、期末試験返却
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000