工学実験IB

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 工学実験IB
科目番号 0027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 機械工学科編: 『工学実験指導書』(A)、2000円 (1年次前期に購入済み)
担当教員 高橋 秀雄

到達目標

1.実験の概要を説明できる
2.班員と協力して積極的に実験に取り組める
3.実験の内容を報告書にまとめることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験概要を詳細に説明できる実験概要を説明できる実験概要を説明できない
評価項目2班員と協力して積極的に実験に取り組める実験に取り組める実験に取り組めない
評価項目3実験内容を詳細な報告書にまとめることができる事件内容を報告書にまとめることができる実験内容を報告書にまとめることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1.工学に関する導入から展開段階の実験である
2.将来,技術者として報告書を書く訓練としての意味合いがある
授業の進め方・方法:
1.10人前後で1班を編成し,班ごとに実験を実施する
2.一つの実験テーマを終えたら報告書を作成し,締切日までに提出する
3.一つの実験テーマは4回から構成されており,1回目に実験概要の説明,2,3回目に実験,4回目に報告書の内容に関する口頭試問をする
4.一つの実験テーマの口頭試問を終えたら,次の回から別の実験テーマに移る
注意点:
1.全実験テーマの報告書を提出しないと単位が修得できない
2.報告書は体裁を整えて記述すること
3.報告書は他人に情報を伝えるものであるから,分かりやすく記述すること
4.各実験テーマの初回の実験概要説明を聞き,実験内容を想像すること
5.報告書が締切日までに提出されなかった場合は減点する

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 流体実験1 流れの可視化の実験概要を説明できる
2週 流体実験2 流れの可視化の実験ができる
3週 流体実験3 流れの可視化の実験ができる
4週 流体実験4 流れの可視化の実験報告書が書ける
5週 機械要素実験1 歯車変速機の速度とトルクに関する実験概要を説明できる
6週 機械要素実験2 歯車変速機の速度とトルクに関する実験ができる
7週 機械要素実験3 歯車変速機の速度とトルクに関する実験ができる
8週 機械要素実験4 歯車変速機の速度とトルクに関する実験の報告書が書ける
4thQ
9週 穴あけ精度実験1 ボール盤による穴あけ作業における精度変化の実験概要を説明できる
10週 穴あけ精度実験2 ボール盤による穴あけ作業における精度変化に関する実験ができる
11週 穴あけ精度実験3 ボール盤による穴あけ作業における精度変化に関する実験ができる
12週 穴あけ精度実験4 ボール盤による穴あけ作業における精度変化に関する実験の報告書が書ける
13週 炭酸ガスアーク溶接実験1 溶接速度による溶け込み深さの違いに関する実験概要を説明できる
14週 炭酸ガスアーク溶接実験2 溶接速度による溶け込み深さの違いに関する実験ができる
15週 炭酸ガスアーク溶接実験3 溶接速度による溶け込み深さの違いに関する実験ができる
16週 炭酸ガスアーク溶接実験4 溶接速度による溶け込み深さの違いに関する実験の報告書が書ける

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。2
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。2
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。2
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。2
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。2
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。2
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。2
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ報告書その他合計
総合評価割合000300700100
基礎的能力00000000
専門的能力000300700100
分野横断的能力00000000