科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 化学
科目番号 0030 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『新版 化学』実教出版, 『セミナー化学基礎+化学』第一学習社, 『スクエア最新図説化学』第一学習社
担当教員 佐久間 美紀

到達目標

 高等学校学習指導要領 理科編の「化学」に準じ,「「化学基礎」との関連を図りながら,更に進んだ化学的方法で自然の事物・現象に関する問題を取り扱い,観察,実験などを通して,化学的に探究する能力と態度を身に付けるとともに,化学の基本的な概念や原理・法則の理解を深め,科学的な自然観を育てる」ことを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1身の回りの物質や代表的な化学反応について、科学的概念や化学の法則などを用いて説明できる。身の回りの物質や代表的な化学反応について、概念や用語の誘導をされると説明できる。身の回りの物質や代表的な化学反応について、説明できない。
評価項目2物質の性質について、分子の構造や化学結合の違いを踏まえて説明できる。物質の性質について、代表的な例については説明できる。物質の性質について、代表的な例についての説明ができない。
評価項目3物質の変化について、化学反応やその量的関係の観点から理解できる。物質の変化について、代表的な事例については理解できる。物質の変化について、代表的な事例についての理解ができていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
コアカリキュラムの要求範囲を中心として、一般教養的な内容について、指定教科書を用いて講義し、指定問題集を用いて自学自習する。
授業の進め方・方法:
指定教科書の説明と板書を中心に授業を進める。試験は中間・期末試験を前後期計4回実施する。
注意点:
・疑問点については積極的に質問し、できるだけ授業中に解決する努力をすること。
・宿題や課題などの提出物は、提出期限を厳守すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 基礎化学履修内容の復習 原子の構造と化学結合について説明できる。
2週 物質の状態変化 状態変化について説明できる。
3週 気体の性質 気体の性質と気体の状態方程式を理解できる。
4週 固体の構造 固体の構造について理解できる。
5週 溶液(1) 溶液について説明でき、溶解度について理解できる。
6週 溶液(2) 溶液の性質(沸点上昇、凝固点降下、浸透圧など)について説明できる。
コロイド溶液の性質を理解する。
7週 まとめ 問題演習
8週 中間試験
2ndQ
9週 化学反応とエネルギー(1) 化学反応で熱の出入りがあることを理解する。
10週 化学反応とエネルギー(2) 熱化学方程式およびヘスの法則について理解できる。
11週 化学反応とエネルギー(3) 生成熱と結合エネルギーについて理解できる。
12週 化学反応とエネルギー(4) 主な化学発光および生物発光を知っている。
13週 化学反応とエネルギー(5) 化学エネルギーと電気エネルギーの相互変換について理解できる。
14週 まとめ 問題演習
15週 定期試験
16週 試験返却
後期
3rdQ
1週 反応の速さとしくみ(1) 反応速度について理解できる。
2週 反応の速さとしくみ(2) 反応速度を変える条件を説明できる。
3週 化学平衡(1) 化学平衡の法則を説明できる。
4週 化学平衡(2) ルシャトリエの原理を説明できる。
5週 化学平衡(3) 化学工業におけるトレードオフを知っている。
6週 化学平衡(4) 電離平衡について理解できる。
7週 まとめ 問題演習
8週 中間試験
4thQ
9週 有機化合物(1) 有機化合物の構成について説明できる。(基礎化学の内容復習)
10週 有機化合物(2) 主な官能基について理解できる。(基礎化学の内容復習)
11週 高分子化合物(1) 高分子化合物の特徴について説明できる。
12週 高分子化合物(2) 合成高分子化合物について知っている。
13週 高分子化合物(3) 天然高分子化合物について知っている。
14週 まとめ 問題演習
15週 定期試験
16週 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000