到達目標
現代社会における問題や構造に注目し、人間と社会のありかたを広い視点で考えることができるようになること
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目 | 問題事例を把握・解釈したうえで、それを自分の言葉で説明できる。 | 問題事例を把握することができる。 | 問題事例を把握・解釈することができない。 |
評価項目 | 自分の考えを論理的に組み立てることができる。 | 自分の考えを説明できる。 | 自分の考えを説明できない。 |
評価項目 | 他者の考え方を比較・検討したうえで、再考することができる。 | 他者の考え方を理解することができる。 | 他者の考え方に耳を貸さない、興味をもたない。あるいは、他者の考えを鵜呑みにする。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
現代社会における様々なトピックを中心に、私たち(自己と他者)のあり方や社会との関係を考えていく。
授業の進め方・方法:
適宜プリントを配布し、映像資料なども用いて、講義形式で授業を進める。また(基本的には毎回)リアクションペーパーの提出を授業時に課し、次回授業時にフィードバックして内容を共有し、検討する。ときにはディスカッションを取り入れる予定である(20%)。そして前・後期のレポート(80%)で評価する。
注意点:
できるだけその時のトピックを取り入れるので、社会の変化や現代の諸問題についてのニュースを知っておくこと。なお、参考文献などは授業時に適宜紹介する予定である。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション |
「社会学」について
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2週 |
人間と社会 |
社会的存在としての人間、現代の人間観について考える。
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3週 |
自己の形成 |
自己形成についての考え方を理解し、自己実現について考える。
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4週 |
日本の暮らし |
日本の伝統文化・風土・暮らしについて理解できる。
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5週 |
現代社会について(1) |
大衆化、情報化について考える。
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6週 |
現代社会について(2) |
国際化(ボーダーレス、グローバル化)、他民族共生について考える。
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7週 |
現代社会について(3) |
核家族化と少子高齢化について考える。
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8週 |
環境と生活について(1) |
南北問題を中心に、格差や環境問題の是正について考える。
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2ndQ |
9週 |
環境と生活について(2) |
都市問題、人口問題について考える。
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10週 |
社会と人間のありかた(1) |
近代の社会契約論を中心に、国家・社会の必要性を理解できる。
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11週 |
社会と人間のありかた(2) |
リベラリズム・リバタリアニズム・コミュニタリアニズムについて理解できる。
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12週 |
社会と人間のありかた(3) |
「公共性」、「世界内存在」について理解できる。
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13週 |
社会と人間のありかた(4) |
不寛容社会について考える。
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14週 |
社会と人間のありかた(5) |
自助・共助・公助のありかたについて考える。
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15週 |
自己と他者 |
自己と他者との関係はどうあるべきかを考える。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
前期を振り返って |
前期内容のフィードバックと、後期授業についてのオリエンテーション
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2週 |
「空気」と「私」(1) |
「空気」を読んで人が殺せるか?
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3週 |
「空気」と「私」(2) |
「世間」と「私」の〈距離〉を考える。
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4週 |
共生社会と公共空間(1) |
「ノーマライゼーション」の現在について考える。
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5週 |
共生社会と公共空間(2) |
ジェンダーに関連した、依存(労働)と真の平等について考える。
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6週 |
共生社会と公共空間(3) |
ユニバーサルデザインとバリアフリーについて、その目的を理解する。
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7週 |
共生社会と公共空間(4) |
技術と社会の関係を中心に、社会参画の意義を考える。
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8週 |
知覚とメディアの関係と変容(1) |
近現代のメディアについての問題を考える。
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4thQ |
9週 |
知覚とメディアの関係と変容(2) |
技術に伴う知覚の変容について考える。
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10週 |
生命科学と人間観(1):エンハンスメント |
薬物(医療技術)の人間への影響を考える。
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11週 |
生命科学と人間観(2):優性思想 |
優性思想から、現代の人間観をとらえていく。
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12週 |
生命科学と人間観(3):デザイナーベビー? |
専門家の影響について考える。「ふつう」について考える。
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13週 |
日常社会の気分 |
なぜ「不安」がるのか? なぜ「退屈」するのか?
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14週 |
2017年度の話題から(1) |
国内の話題を取り上げて、その問題について考える。
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15週 |
2017年度の話題から(2) |
国外の話題を取り上げて、その問題について考える。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| レポート | リアクションペーパーなど | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |