到達目標
1. JISと第3角法を理解し、三次元物体の投影図を描くことができる。
2. 加工方法を考慮した作図を理解し、寸法記入など基本的な製作図面を描くことができる。
3. JISに基づく公差等を理解し、基本的な製作図を描くことができる。
4. 基本的なスケッチと製作図を描くことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 複雑な形状の品物について、第3角法を用いて図面をかくことができる | 第3角法を用いて図面をかくことができる | 第3角法を用いて図面をかくことができない |
評価項目2 | 公差や表面性状の考え方について詳細に説明できる | 公差や表面性状の考え方について説明できる | 公差や表面性状の考え方について説明できない |
評価項目3 | 尺度を考慮して製作図をかくことができる | 基本的な製作図をかくことができる | 基本的な製作図をかくことができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
1. 第3角法を用いた図面のかき方を習得する。
2. 公差や表面性状等の考え方を学習する。
3. 基本的な製作図のかき方を習得する。
授業の進め方・方法:
1. 授業は講義形式で行う。
2. 授業90分間に対して90分以上の復習を教科書や配布資料を活用して行う。
注意点:
理解を深めるには、トレース感覚をやめ、考えながら作図することを繰返し、不明な点は積極的に質問する姿勢が重要である。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
絵画と製図図面 |
絵画と図面の違いを通して、共通ルールの必要性とJISについて理解できる
|
2週 |
文字と線(1) |
図面に用いる文字と線について説明できる
|
3週 |
文字と線(2) |
図面に用いる文字と線をかくことができる
|
4週 |
基礎的な図形のかき方 |
基礎的な図形をかくことができる
|
5週 |
第3角法(1) |
第3角法について説明できる
|
6週 |
第3角法(2) |
形状がシンプルな品物について、第3角法を用いて図面をかくことができる
|
7週 |
第3角法(3) |
形状が複雑な品物について、第3角法を用いて図面をかくことができる
|
8週 |
斜投影および軸測投影(1) |
斜投影および軸測投影について説明できる
|
2ndQ |
9週 |
斜投影および軸測投影(2) |
斜投影図および軸測投影図をかくことができる
|
10週 |
主投影図を補足する投影図 |
主投影図を補足する投影図について説明できる
|
11週 |
断面図(1) |
断面図について説明できる
|
12週 |
断面図(2) |
断面図をかくことができる
|
13週 |
寸法のかき方(1) |
寸法のかき方について説明できる
|
14週 |
寸法のかき方(2) |
第3角法を用いてかいた図面に、寸法情報をかき加えることができる
|
15週 |
前期定期試験 |
試験実施
|
16週 |
答案返却 |
答案の返却および解説
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
寸法公差とはめあい(1) |
寸法公差とはめあいについて説明できる
|
2週 |
寸法公差とはめあい(2) |
第3角法を用いてかいた図面に、寸法公差の情報をかき加えることができる
|
3週 |
幾何公差(1) |
幾何公差について説明できる
|
4週 |
幾何公差(2) |
第3角法を用いてかいた図面に、幾何公差の情報をかき加えることができる
|
5週 |
表面性状(1) |
表面性状について説明できる
|
6週 |
表面性状(2) |
第3角法を用いてかいた図面に、表面性状の情報をかき加えることができる
|
7週 |
材料記号 |
材料記号について説明できる
|
8週 |
質量計算 |
部品の質量を計算できる
|
4thQ |
9週 |
製作図のかき方(1) |
製作図の様式について説明できる
|
10週 |
製作図のかき方(2) |
製作図をかくことができる
|
11週 |
製作図のかき方(3) |
尺度を考慮して製作図をかくことができる
|
12週 |
ねじの種類 |
ねじの種類について説明できる
|
13週 |
ねじの製図法(1) |
ねじの製図法について説明できる
|
14週 |
ねじの製図法(2) |
ねじの図面をかくことができる
|
15週 |
後期定期試験 |
試験実施
|
16週 |
答案返却 |
答案の返却および解説
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | 図面の役割と種類を適用できる。 | 3 | |
製図用具を正しく使うことができる。 | 3 | |
線の種類と用途を説明できる。 | 3 | |
物体の投影図を正確にかくことができる。 | 3 | |
図形を正しく描くことができる。 | 3 | |
図形に寸法を記入することができる。 | 3 | |
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。 | 3 | |
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。 | 3 | |
部品のスケッチ図を書くことができる。 | 3 | |
CADシステムの役割と構成を説明できる。 | 1 | |
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。 | 1 | |
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。 | 3 | |
機械設計 | ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。 | 3 | |
力学 | 周速度、角速度、回転速度の意味を理解し、計算できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 課題 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |