到達目標
一般に「心理学」は人間行動の科学的分析をする学問。つまりは人がどのような行動特性を持っているか、科学的に理解しようとするものと考えられています。それらは少なからず本を読めば理解できます。またそのために多くの心理学者が残した有名著作が有ります。そこでこの授業では、これまでに研究されて来た、心理学の一部を使って「自分自身についての理解を深めてみたい」と考えています。つまり「自己理解のための心理学」です。「人間行動」を知ろうとすれば、まず「自分自身」を知るところが出発点と考えています。毎回授業では簡単な実習を取り入れながら、自分の体験を通して人間行動を考えてみようと思っています。自分自身がどんな人間なのか興味を持って、積極的に自分自身を知りたいと望んでいることが、基本的に必要です。授業内容は一般の人がイメージする心理学とは、かなりかけ離れたものになります。自分自身がどんな人間かを知ることは、辛く苦しいことも少なくありません。覚悟を決めて積極的に、この授業をチャンスととらえられるような学生だけが、得がたい自分自身を知ることになると思います。実習スタイルで授業を進めるので遅刻者がいると大変困ります。遅刻や欠席はしない覚悟が必要です。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
導入部分(法学概論) | 積極的な授業参加をしている | 授業内容(テーマ)について懸命に考えている
授業に参加しようとしている
そこそこに参加している | 出席だけで何もしない
なんとなく参加している |
憲法 | 積極的に自己開示している | 時折なんとか自己開示している | 自己開示していない
自己開示の必要性をあまり感じていない
自己開示に対して拒否的 |
民法(財産法) | フィードバックを受け入れている
フィードバックを受け入れようとしている | フィードバックについて考えている
フィードバックを受け止めようとしている | せっかくのフィードバックに対して拒絶的 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般に「心理学」は人間行動の科学的分析をする学問。つまりは人がどのような行動特性を持っているか、科学的に理解しようとするものと考えられています。しかしながらそのようことは、少なからず本を読めば理解できます。またそのために多くの心理学者が残した著作が有ります。
そこでこの授業では、これまでに研究されて来た、心理学の一部を使って「自分自身についての理解を深めてみたい」と考えています。つまり「自己理解のための心理学」です。「人間の行動」を知ろうとすれば、まず「自分自身」を知るところが出発点と、ひっくり返して考えている訳です。
授業の進め方・方法:
毎回授業では簡単な実習を取り入れながら、自分の体験を通して人間行動を考えてみようと思っています。人間行動を知るには、まず原点である自分自身を知ることです。自分自身を知るための、第一歩になればと考えています。
注意点:
自分自身がどんな人間なのか興味を持って、積極的に自分自身を知りたいと望んでいることが、基本的に必要です。
講師は病院に勤める心理臨床家です。従って授業内容も一般の人がイメージする心理学とは、かなりかけ離れたものになります。自分自身がどんな人間かを知ることは、辛く苦しいことも少なくありません。覚悟を決めて積極的に、この時間をチャンスと考えられるような、学生だけに参加していただきたい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業の進め方 心の4つの窓 |
自己開示の必要性、フィードバックを受け入れることの重要性を知る
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2週 |
自分史 |
これまでどのような人間関係の中で生きて来たかを再考する
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3週 |
描画法(HTP) |
描画から何がわかるか。自分がどんな絵を描いたのか考える
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4週 |
投影法(projection) 交流分析(TEGⅡ) |
日常にあふれた適応機制の理解と解釈 両親から受け継いだものとは
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5週 |
質問紙法(Y-G性格検査) |
客観的な統計上の自分を数値的に考えてみる
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6週 |
ブラインドウォーク (感覚遮断実験) |
視覚情報と言語情報。不安と恐怖を体験を通して知る
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7週 |
価値の序列 (あなたの一番大切なものは) |
人は何によって生きているのか、人それぞれの価値観について知る
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8週 |
対人距離とアイコンタクト (ピンポンパンフォース 並びのレッスン) |
ノンバーバル・コミュニケーションの役割と理解
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2ndQ |
9週 |
相手の心に届くように話すには (呼びかけの実習) |
日常生活の中で相手に伝わるように話しているのかを体験的に知る
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10週 |
話し合いの役割 (夏休み旅行計画) |
集団の中での自分の役割を考えてみる
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11週 |
多角的フィードバック① (Intensive-Feedback) |
今ここにいる自分の体験を通して、自分はどのように取り組み対処して行くのかを知る
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12週 |
多角的フィードバック② (Intensive-Feedback) |
今ここにいる自分の体験を通して、自分はどのように取り組み対処して行くのかを知る
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13週 |
間接的なフィードバック (印象ファイル) |
周囲の人に自分はどう見えているのかを間接的表現によって教えてもらう
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14週 |
肯定メッセージ (positive-shower) |
周囲の人に自分はどう見えているのかを褒めることで教えてもらう
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15週 |
期末試験 |
自分をどのように理解しどのように表現するのか
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16週 |
試験の返却とまとめ |
全体のまとめと試験と成績について
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地歴・公民 | 現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。 | 3 | |
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 10 | 10 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 10 | 10 | 0 | 100 |