国語Ⅲ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 国語Ⅲ
科目番号 0040 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 加藤 達彦,竹内 直人

到達目標

近代以降の様々な文章や文学作品を享受し、理解と表現の能力を育成する。特に「正確な読解力」、「柔軟な思考力」、「適切な表現力」を調和的に伸ばすことで、総合的な国語力を身につける。また、人間・社会・歴史・自然などに広く目を向け、豊かな人間性や社会性をはぐくむ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文学的な文章について、人物・情景・心情等の描写を深く読み味わうことができる。 文学的な文章について、人物・情景・心情等の描写を読み味わうことができる。 文学的な文章について、人物・情景・心情等の描写を読み味わうことができない。
評価項目2論理的な文章について、論の展開や論旨を深く読み解くことができる。 論理的な文章について、論の展開や論旨を理解することができる。 論理的な文章について、論の展開や論旨を理解することができない。
評価項目3常用漢字、同音異義語等国語に強い関心を持ち、状況に応じ運用することができる。 常用漢字、同音異義語等、国語に関心を持ち、適切な表現をすることがきる。 常用漢字、同音異義語等、国語にに関心を示さず、表現が適切でない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
文学的教材に関しては、前期中間(明治)、前期期末(大正)、後期中間(昭和)、後期期末(現代)と時代を追って近代的自我の移り変わりを概観する。
評論的文章に関しては文学的教材に絡めてつつ、日本人のあり方と現代社会の問題をとらえる。
授業の進め方・方法:
①毎回の授業時に、漢字テキストからプリント形式で漢字学習をする。
②漢字学習終了後、文学的教材または評論的教材の精読を行う。
注意点:
①学習には主体的に取り組み、努力を惜しまない姿勢をもって臨むこと。
②毎回、漢字学習の習熟度を小テストで確認する。その小テストについては、評価割合の「その他」として位置づけてある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 「現実と仮想」① 「現実」と「仮想」に関する筆者の考えを的確に読み取る。
2週 「現実と仮想」② 「現実」と「仮想」に関する筆者の考えを的確に読み取る。
3週 「舞姫」① 国家・家・自我の間に揺れる近代人の苦悩を読み取る。
4週 「舞姫」② 国家・家・自我の間に揺れる近代人の苦悩を読み取る。
5週 「舞姫」③ 国家・家・自我の間に揺れる近代人の苦悩を読み取る。
6週 「舞姫」④ 国家・家・自我の間に揺れる近代人の苦悩を読み取る。
7週 前期中間試験 今までの授業内容をふまえて、設問に対して正しく解答する。
8週 試験の解答と解説 試験問題を見直し、正しい答えの導き方を確認する。
2ndQ
9週 「他者の声 実在の声」① 「自我」と「他我」の境目を考える。
10週 「他者の声 実在の声」② 「自我」と「他我」の境目を考える。
11週 「范の犯罪」① 大正期の心境小説を読む。
12週 「范の犯罪」② 大正期の心境小説を読む。
13週 「言語と記号」① 言葉の記号としての役割を理解する。
14週 「言語と記号」② 言葉の記号としての役割を理解する。
15週 前期期末試験 今までの授業内容をふまえて、設問に対して正しく解答する。
16週 試験の解答と解説 試験問題を見直し、正しい答えの導き方を確認する。
後期
3rdQ
1週 「鏡の中の現代社会」① 「異世界」をとおして見えてくる「近代化」について,的確に読み取る。
2週 「鏡の中の現代社会」② 「異世界」をとおして見えてくる「近代化」について,的確に読み取る。
3週 「檸檬」① 凝縮された密度の濃い文学作品を味わう。
4週 「檸檬」② 凝縮された密度の濃い文学作品を味わう。
5週 「檸檬」③ 凝縮された密度の濃い文学作品を味わう。
6週 「檸檬」④ 凝縮された密度の濃い文学作品を味わう。
7週 前期中間試験 今までの授業内容をふまえて、設問に対して正しく解答する。
8週 試験の解答と解説 試験問題を見直し、正しい答えの導き方を確認する。
4thQ
9週 「猫のしあわせ」① 筆者の考える,「遊び」と「しあわせ」の関係について,的確に読み取る。
10週 「猫のしあわせ」② 筆者の考える,「遊び」と「しあわせ」の関係について,的確に読み取る。
11週 「沈黙」① 本当の意味で怖いこととは何かを考える。
12週 「沈黙」② 本当の意味で怖いこととは何かを考える。
13週 「日本文化の雑種性」① 日本文化の本質を雑種性とする論説文を読み解く。
14週 「日本文化の雑種性」② 日本文化の本質を雑種性とする論説文を読み解く。
15週 後期期末試験 今までの授業内容をふまえて、設問に対して正しく解答する。
16週 試験の解答と解説 試験問題を見直し、正しい答えの導き方を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学いろいろな関数の偏導関数を求めることができる。3
2変数関数の定義域を理解し、不等式やグラフで表すことができる。2
合成関数の偏微分法を利用して、偏導関数を求めることができる。3
簡単な関数について、2次までの偏導関数を求めることができる。3
偏導関数を用いて、基本的な2変数関数の極値を求めることができる。3
2重積分を累次積分になおして計算することができる。3
2重積分の定義を理解し、簡単な2重積分を累次積分に直して求めることができる。2
極座標に変換することによって2重積分を求めることができる。3
2重積分を用いて、簡単な立体の体積を求めることができる。3
人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力800000200
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000