製作実習Ⅱ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 製作実習Ⅱ
科目番号 0042 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『新版機械実習1』『新版機械実習2』、実教出版、各1714円+税(1年次に購入)
担当教員 小川 登志男,丸岡 邦明

到達目標

1.実習の概要を説明できる
2.班員と協力して積極的に実習に取り組める
3.実習の内容を報告書にまとめることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実習概要を詳細に説明できる実習概要を説明できる実習概要を説明できない
評価項目2班員と協力して積極的に実習に取り組める実習に取り組める実習に取り組めない
評価項目3実習内容を詳細な報告書にまとめることができる実習内容を報告書にまとめることができる実習内容を報告書にまとめることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
2年次に学んだ製作実習の応用であるため、指導書の2年次の事項を復習することで、より効果的に学習できる。
また、それぞれの製作・加工方法の特徴を体験的に理解しながら、どのように製作・加工すると効率が良いかなど観察と探求を怠らないことで、設計や生産に関するモノづくりに必要な知識および素養が身に付く。
授業の進め方・方法:
1.10人前後で1班を編成し,班ごとに実習を実施する
2.一つの実習テーマを終えたら報告書を作成し,締切日までに提出する
注意点:
1.全実習テーマの報告書を提出しないと単位が修得できない
2.報告書は体裁を整えて記述すること
3.報告書は他人に情報を伝えるものであるから,分かりやすく記述すること
4.報告書が締切日までに提出されなかった場合は減点する

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 各工作での作業内容および安全を理解する。
2週 鋳造(1) 鋳物砂試験より主な砂の性質を説明できる。
3週 鋳造(2) 簡単なフルモールド法の鋳型製作を行なえ,主な内容を説明できる。
4週 鋳造(3) 簡単なフルモールド法の鋳型製作を行なえ,主な内容を説明できる。
5週 鋳造(4) 基本的なシェルモールド法,CO2プロセス法について作業が行え,主な内容を説明できる。
6週 鋳造(5) 基本的な鋳込み準備からアルミ熔解,鋳込み,型バラシ作業を行え,その安全について説明できる。
7週 鋳造(6) 基本的な鋳込み準備からアルミ熔解,鋳込み,型バラシ作業を行え,その安全について説明できる。
8週 鋳造(7) 鋳造実習に関する報告書が書ける.
2ndQ
9週 旋盤加工(1) 端面切削ができる。                   
溝入れができる。
10週 旋盤加工(2) 外径切削ができる。            
ねじ切り作業ができる。      
11週 旋盤加工(3) マイクロメータが使用できる。                   
ローレット加工ができる。              
自動送り切削ができる。
12週 旋盤加工(4) 穴あけができる。                               
ネジ立てができる。
13週 旋盤加工(5) 端面切削ができる。                   
自動送り切削ができる。
14週 旋盤加工(6) 端面切削ができる。                             
自動送り切削ができる。
15週 旋盤加工(7) 旋盤加工実習に関する報告書が書ける
16週
後期
3rdQ
1週 溶接(1) ガス溶接で、溶融池を連続で作ることができる。
2週 溶接(2) 溶融池で溶接棒を正しく溶かすことができる。
3週 溶接(3) 水平突合せ溶接ができる。
4週 溶接(4) 水平突合せ溶接ができる。
5週 溶接(5) 角付けができる。
6週 溶接(6) 角付け、隅肉溶接で角柱を製作する。
7週 溶接(7) 溶接実習に関する報告書が書ける
8週 NC加工(1) NCによる工作機械の数値制御の基本を理解し、基本的なNCプログラムを作成できる。
レーザ加工の原理とレーザ加工機の基本的な仕組みを理解し、レーザ加工用のNCプログラムを作成できる。
4thQ
9週 NC加工(2) 与えられた条件の中で、製作する作品について図案化する事ができる。
10週 NC加工(3) 設計した図案を、レーザ加工用の図面にできる。
11週 NC加工(4) 図面を基に、レーザ加工用プログラムを作成できる。
12週 NC加工(5) レーザー加工機を使用し、安全にセッティングと加工プログラムの入力、本加工ができる。
13週 NC加工(6) 加工後の部品に曲げや接着等を行ない、設計通りの作品に仕上げられる。
14週 NC加工(7) NC加工実習に関する報告書が書ける,
15週 まとめ 一年間の実習を振り返り、反省点等をまとめる。
16週

評価割合

レポート製作物相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力4020040000
分野横断的能力0000000