センサ工学

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 センサ工学
科目番号 0047 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1.5
教科書/教材 随時配布するプリント
担当教員 小田 功

到達目標

1.最小二乗法を使える
2.各種物理量の計測原理と計測方法を説明できる
3.各種センサの動作と応用例を説明できる
4.文献やインターネットを利用して,最新情報を収集し,文書にまとめることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1最小二乗法を活用できる最小二乗法を説明できる最小二乗法を説明できない
評価項目2いくつかのセンサやアクチュエータの動作と応用例を説明できるいくつかのセンサやアクチュエータの動作原理を説明できるセンサやアクチュエータの動作原理を説明できない
評価項目3身の周りのセンサやアクチュエータを調べ,文書にまとめることができる身の周りのセンサやアクチュエータを調べることができる身の周りのセンサやアクチュエータを調べることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1.最小二乗法について学習する
2.各種,物理量の測定原理について学習する
3.メカトロニクスシステムにおけるセンサやアクチュエータについて学習する
4.各種センサの動作原理を構成する物理現象を学習する
5.各種物理量を検出する代表的なセンサの原理を学習する
授業の進め方・方法:
1.授業は講義形式で行う
2.授業中に資料を配布し,それに基づいて授業を進めていく
3.授業90分間に対して90分以上の復習を配布資料を活用しておこなう
4.授業90分間に対して90分以上は文献やインターネットを利用したレポート作成の時間に充てる
注意点:
1.身の周りにあるセンサやアクチュエータを観察すること
2.レポートの期限内提出を厳守すること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 最小二乗法1 最小二乗法による数値補完の原理を説明できる
2週 最小二乗法2 観測方程式から正規方程式を導出することで最確値を求めることができる
3週 長さと変位の測定1 各種,端度器の使用法を説明できる
4週 長さと変位の測定2 変位の機械的拡大方法,光学的拡大方法,電気的拡大方法について説明できる
5週 センサ工学概要 センサが持つべき特性を説明できる
6週 変位・位置センサ1 三角測距法,赤外線センサの原理を説明できる
7週 変位・位置センサ2 レーザ測距法の原理を説明できる
8週 前期中間試験 試験実施
2ndQ
9週 答案返却 答案の返却と解説
10週 エンコーダ エンコーダの動作原理を説明できる
11週 光センサ1 3種類の光電現象(光電子放出,光導電現象,光起電力効果)を説明できる
12週 光センサ2 光電管,光電子増倍管,CdSセル,フォトダイオードの動作原理を説明できる
13週 人間の眼 人間の眼の構造を説明できる
14週 バーコードリーダ バーコードリーダの原理を説明できる
15週 前期定期試験 試験実施
16週 答案返却 答案の返却と解説
後期
3rdQ
1週 アクチュエータ概要 アクチュエータの定義を説明できる
2週 モータ1 DCモータの動作原理を説明できる
3週 モータ2 ACモータの動作原理を説明できる
4週 モータ3 ステッピングモータの動作原理を説明できる
5週 空圧アクチュエータ 各種,空圧アクチュエータの動作原理を説明できる
6週 力の測定 力の測定法を説明できる
7週 圧力センサ ひずみゲージの動作原理を説明できる
ひずみゲージをブリッジ回路で利用する方法を説明できる
圧電効果を説明できる
8週 後期中間試験 試験実施
4thQ
9週 答案返却 答案の返却と解説
10週 温度センサ ゼーベック効果を説明できる
感温抵抗体の動作原理を説明できる
11週 超音波センサ 超音波距離センサの動作原理を説明できる
12週 イメージセンサ1 撮像管の動作原理を説明できる
13週 イメージセンサ2 CCDイメージセンサの動作原理を説明できる
14週 光ディスクプレーヤ 光ディスクプレーヤの動作原理を説明できる
15週 後期定期試験 試験実施
16週 答案返却 答案の返却と解説

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポートその他合計
総合評価割合900000100100
基礎的能力00000000
専門的能力900000100100
分野横断的能力00000000