情報処理II

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 情報処理II
科目番号 0049 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 三谷純 著,Python ゼロからはじめるプログラミング,翔泳社,2021年,1880円(+税)
担当教員 伊藤 裕一,青葉 知弥

到達目標

Pythonを次に挙げる処理を行うプログラムが作成できる。
1.繰返し処理
2.関数処理
3.テキストファイル読込みを含むデータ処理とその可視化

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1Pythonを用いて繰返しを伴うプログラムを正確かつ過不足なく作成できるPythonを用いて繰返しを伴うプログラムを作成できるPythonを用いて繰返しを伴うプログラムを作成できない
評価項目2Pythonを用いて関数を利用したプログラムを正確に作成できるPythonを用いて関数を利用したプログラムを作成できるPythonを用いて関数を利用したプログラムを作成できない
評価項目3Pythonを用いてデータ処理と可視化プログラムを正確に作成できるPythonを用いてデータ処理と可視化プログラムを作成できるPythonを用いてデータ処理と可視化プログラムを作成できない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R6) 1B 情報の基礎
準学士課程(R6) 1C サイバーセキュリティの基礎

教育方法等

概要:
1. 前期に引き続き,Pythonの使い方について学習する。
授業の進め方・方法:
0. 教科書は前期のものを引き続き用いる.
1. 授業は講義形式で行うが、授業中にPCを利用した作業や演習を行うことが多い。
2. 教科書と配付資料に基づいて授業を進める.
3. 授業90分間に対して90分以上の復習を教科書や配布資料を活用して行う。
注意点:
PCを使った演習が多いため、PCを使い慣れていない場合は、空き時間等も利用してできるだけ早くPC操作に慣れること。また、毎回資料を配布するので、紛失しないようにファイリングしておくこと。授業時間中に作成しきれなかった演習問題のプログラムは、空き時間を利用して作成すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・前期内容の総復習 前期に学習した内容のプログラムを作成することができる
2週 論理演算子 論理演算子を理解し,プログラムの中で使うことができる
3週 繰返し処理 while文 while文による繰返し処理を理解し,プログラムを作成することができる
4週 繰返し処理 for文 for文と while文との使い分けができる.rangeオブジェクトが利用できる
5週 繰返し処理 ネスト 繰返し処理のネスト構造を理解し,プログラム中で使うことができる
6週 繰返し処理総合 これまで学習した繰返し処理を適切に組み合わせてプログラムを作成することができる
7週 関数 関数の基本的な使い方を理解し,プログラムすることができる
8週 中間試験 試験受験
4thQ
9週 答案返却・解説
答案の返却および解説
10週 関数と引数・戻り値 引数・戻り値を使った関数をプログラムすることができる
11週 関数総合 これまで学習した関数処理を適切に組み合わせてプログラムを作成することができる
12週 テキストファイルの読み書き1 CSVファイルの特徴・見分け方を学習し,Pythonから CSVファイルを読み込むことができる
13週 テキストファイルの読み書き2 読み込んだCSVファイルからデータ処理や書き出しができる
14週 データ処理と描画 処理したデータをグラフなどに描画することができる
15週 試験実施 試験受験
16週 答案返却・解説
答案の返却および解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー基礎的なプログラムを作成できる。3
計算機を用いて数学的な処理を行うことができる。3
基礎的なアルゴリズムについて理解し、任意のプログラミング言語を用いて記述できる。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000