現代社会B

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 現代社会B
科目番号 g0120 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『高等学校 新現代社会』帝国書院
担当教員 小谷 俊博

到達目標

現代社会を構成するさまざまな制度を理解し、さまざまな情報から、より信頼できる情報を取捨選択できる力を養う。現代社会Bでは、政治や経済などの基本的な仕組みを理解することで、ニュース等で扱われている内容を適切に理解し、進んで学んでいけるようになることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1政治の仕組みについて、教科書に記載されている内容を超えて説明できる政治の仕組みについて、教科書に記載されている内容に即して理解できる政治の仕組みについて、教科書に記載されている内容を理解できない
評価項目2経済の仕組みについて、教科書に記載されている内容を超えて説明できる経済の仕組みについて、教科書に記載されている内容に即して理解できる経済の仕組みについて、教科書に記載されている内容を理解できない
評価項目3批判的思考を実践できる批判的思考の重要性を理解できる批判的思考とは何かが理解できない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 1(2) 説明 閉じる
準学士課程 1(3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代社会の問題の中で、三権分立の問題から始まり、経済活動とは何か、企業の役割、労働者の権利、消費者のあり方などを学ぶ。また、自学自習課題として、現代社会を生きる上で不可欠な批判的思考能力の涵養を目指す。
授業の進め方・方法:
基本的には、ポイントをまとめたスライドを参考に、教科書を理解することを目指して授業を進めていく。この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習として180分を目安とした自学自習が求められる。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション 授業の方針を理解する。
2週 国民主権と議会制民主主義/論証の見分け方① 政治における国民主権から権力分立までを理解する。また、論証を見分ける方法を理解する。(結論を探す)
3週 国会のしくみと役割/論証の見分け方② 国会の役割から課題までを理解する。また、論証を見分ける方法を理解する。(結論と前提の関係の仕方を学ぶ)
4週 内閣と行政の役割と責任/論証の見分け方③ 議院内閣制のしくみから行政の課題までを理解する。また、論証を見分ける方法を理解する。(仮定の役割を理解する)
5週 司法の役割と責任/レポートの書き方を学ぶ① 司法の役割から司法制度改革までを理解する。また、レポートの書き方を理解する。(タイトルの役割を理解する)
6週 地方自治の役割/政党政治のしくみとマスメディア/レポートの書き方を学ぶ② 地方自治の考え方から世論とマスメディアまでを理解する。また、レポートの書き方を理解する。(論証における根拠の必要性を理解する)
7週 選挙制度とその課題/レポートの書き方を学ぶ③ 国民の政治参加から日本の選挙制度とその課題までを理解する。また、レポートの書き方を理解する。(アウトラインの有用性とパラグラフライティングの基本的な考え方を理解する)
8週 経済活動と市場経済の考え方/論理的思考を鍛える① 経済活動と私たちの生活から経済の循環と分業を理解する。また、論証の欠陥を見つけることで論理的な思考とは何かについて、見解を得る。
4thQ
9週 市場のメリットと限界/論理的思考を鍛える② 市場経済と価格から市場の失敗までを理解する。また、論理パズルを通して論理的に考えることを実践する。
10週 経済の変動/因果関係について考える① GDPから景気変動と物価変動までを理解する。また、大まかな因果関係についての理解の仕方を身につける。
11週 企業の役割/中小企業と農業の問題/因果関係について考える② 企業活動の目的から食料自給率の問題までを理解する。また、因果関係と相関関係の区別の仕方を理解する。
12週 金融の役割/質問の仕方 金融の役割から現状と課題までを理解する。また、質問するとはどういうことかを理解する。
13週 政府と財政の役割/財政の課題/批判と反論 市場における政府の役割から税制の問題までを理解する。また、批判と反論の違いについて理解する。
14週 自立した消費者へ/労働者の権利と労働問題/社会保障の考え方 市場経済における消費者から今日の消費者問題まで、および市場経済における労働から福祉社会の実現までを理解する。
15週 現代社会の諸問題 現代社会を生きる上で必要な教養や見識を獲得するために、映像資料等を用いて主体的に考え、問題を理解する。
16週

評価割合

レポート課題ポートフォリオ合計
総合評価割合801010000100
基礎的能力801010000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000