計測工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 計測工学Ⅱ
科目番号 m0360 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 前田良昭ほか著『計測工学』コロナ社,2001年,2700円+税/授業中に配布する印刷物
担当教員 小田 功

到達目標

1.二次元データを整理する方法を理解し,知識を適用できる.
2.最小二乗法を理解し,知識を適用できる.
3.間接測定における誤差を理解し,知識を適用できる.
4,代表的な物理量の計測機器の原理を理解し,知識を適用できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1二次元データを整理する方法を理解し,知識を適用できる.二次元データを整理する方法について説明できる.二次元データを整理する方法について説明できない.
評価項目2誤差の伝播を理解し,知識を適用できる.誤差の伝播について説明できる.誤差の伝播について説明できない.
評価項目3代表的な物理量の測定法を理解し,知識を適用できる.代表的な物理量の測定法について説明できる.代表的な物理量の測定法について説明できない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1.二次元データを整理する方法について学習する.
2.最小二乗法の考え方について学習する.
3.間接測定における誤差を計算で求める方法について学習する.
4,代表的な物理量の計測機器について学習する.
授業の進め方・方法:
1.授業は講義形式でおこない,適宜,演習問題を課す.
2.教科書以外にも,授業中に資料を配布し,それらに基づいて授業を進めていく.
3.この科目は学修単位科目のため,事後学習として課題を課す.
4.授業90分間に対して180分以上は予習,復習や課題作成の時間に充てること.
注意点:
1.計算を多用するので,関数電卓を持参すること.
2.配布資料を紛失することのないよう,ファイリングしておくこと.
3.課題の期限内提出を厳守すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 間接計測における誤差 直接測定と間接測定の違いを理解し,知識を適用できる.
2週 間接計測における誤差 誤差の伝播と誤差等分の原理を理解し,知識を適用できる.
3週 二次元データの評価 二次元データから散布図を描く方法を理解し,知識を適用できる.
散布図から相関係数を求める方法を理解し,知識を適用できる.
4週 最小二乗法 最小二乗法を用いて回帰直線を求める方法を理解し,知識を適用できる.
5週 最小二乗法 観測方程式から最確値を求める方法を理解し,知識を適用できる.
6週 回帰直線 散布図から回帰直線を求める方法を理解し,知識を適用できる.
7週 変位や位置の測定 アッベの原理を理解し,知識を適用できる.
8週 後期中間試験 試験実施
4thQ
9週 答案返却 答案の返却と解説
10週 変位や位置の測定 機械的および電気的な原理による変位や位置の代表的な測定法を理解し,知識を適用できる.
11週 変位や位置の測定 光学的な原理による変位や位置の代表的な測定法を理解し,知識を適用できる.
12週 力や圧力の測定 力や圧力の代表的な測定法を理解し,知識を適用できる.
13週 回転運動の測定 回転運動の代表的な測定法を理解し,知識を適用できる.
14週 温度の測定 温度の代表的な測定法を理解し,知識を適用できる.
15週 後期定期試験 試験実施
16週 答案返却 答案の返却と解説

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題その他合計
総合評価割合600000400100
基礎的能力00000000
専門的能力600000400100
分野横断的能力00000000