材料学Ⅱ(後期)

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 材料学Ⅱ(後期)
科目番号 0094 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 黒田大介編著「機械・金属材料学」実教出版 \3,132(税8%込)
担当教員 青葉 知弥

到達目標

・鋳鉄の基本的性質と用途について組織の観点から説明できる。
・非鉄金属とその合金の基本的な性質や種類、用途を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1金属材料が非金属材料と異なる性質が生まれる理由を説明できる。金属材料が非金属材料と異なる性質について説明できる。金属材料が非金属材料と異なる点について説明できない。
評価項目2非鉄金属材料の代表的なものについて教員なしに説明できる。非鉄金属材料の代表的なものについて教員の誘導があれば説明できる。非鉄金属材料の代表的なものについて特徴や用途を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(2) 説明 閉じる
準学士課程 2(3) 説明 閉じる
専攻科課程 B-2 説明 閉じる
JABEE B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械を設計するには、部品に適した材料を選択できなければならない。本講義では、主に非鉄金属材料について、特徴や用途、分類などを習得する。予備知識として高校の化学、物理、関数、材料学Iの知識が必要である。
授業の進め方・方法:
教科書に示された図や記述の行間の解説を受け、理解する授業形式とする。質疑応答のやりとりを行うとともに、適宜演習課題を配布して理解度を確認する。
注意点:
復習を十分に行うことが必要である。不明な点は随時積極的に質問すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 金属、セラミックス、高分子、複合材料の種類と特性 材料の概念を構造と用途の観点から説明できる。
2週 結晶構造と組織解析方法 金属材料の組織観察の手法や組織解析方法を説明できる。
3週 鋳鉄の組織と状態図 鋳鉄の組織と状態を図に関して説明できる。
4週 アルミニウムおよびアルミニウム合金の展伸材の特徴 アルミニウム合金展伸材の分類とその特徴を説明できる。
5週 アルミニウムおよびアルミニウム合金の鋳造材の特徴 アルミニウム合金鋳造材の分類とその特徴を説明できる。
6週 純銅の特徴 純銅の分類とその性質を説明できる。
7週 銅合金の特徴 銅合金の分類とその特徴を説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 答案の返却と解説 答案の返却と解説
10週 チタンおよびチタン合金の特徴 チタン合金の分類とその特徴を説明できる。
11週 マグネシウムおよびマグネシウム合金の特徴 マグネシウム合金の分類とその特徴を説明できる。
12週 ニッケルおよびニッケル合金の特徴 ニッケル合金の分類とその特徴を説明できる。
13週 無機材料 無機材料の分類と特徴およびその使用例について説明できる。
14週 ガラス・セラミックス材料の特徴 ガラス・セラミックス材料の分類と特徴およびその使用例について説明できる。
15週 定期試験
16週 答案の返却と解説 答案の返却と解説

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力0000000
専門的能力90000010100
分野横断的能力0000000