概要:
この科目は企業で歯車の開発を担当していた教員が,その経験を活かし,各種加工方法の特徴と応用例等について講義形式で授業を行なうものである.
1.各種溶接法の特徴とろう付の応用例について学習する
2.切削加工の原理,切削工具,切削条件について学習する
3.研削加工と研磨加工の原理,特徴について学習する
授業の進め方・方法:
1.授業は講義形式でおこない,適宜,演習問題を課す
2.教科書以外にも,授業中に資料を配布し,それらに基づいて授業を進めていく
3.この科目は学修単位科目のため,事後学習として課題を課す
4.授業90分間に対して180分以上は予習,復習や課題作成の時間に充てること
注意点:
1.予習と復習を確実にすること
2.課題の期限内提出を厳守すること
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
溶接1 |
溶接の概要,各種溶接法を説明できる
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2週 |
溶接2 |
ガス溶接の接合方法,特徴,装置,およびガス溶接棒とフラックスについて説明できる
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3週 |
溶接3 |
アーク溶接の接合方法,特徴,種類,およびアーク溶接棒について説明できる
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4週 |
溶接4 |
サブマージアーク溶接,イナートガスアーク溶接,炭酸ガスアーク溶接のしくみと装置を説明できる
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5週 |
切削加工1 |
切削加工の原理,切削のしくみ,切りくずの形態,切削温度,構成刃先を説明できる
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6週 |
切削加工2 |
切削速度,送り量,切込みなどの切削条件を選定できる
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7週 |
前期中間試験 |
試験実施
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8週 |
答案返却 |
答案の返却と解説
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2ndQ |
9週 |
切削加工3 |
工具材料,工具損傷,工具寿命,切削液などを説明できる
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10週 |
切削加工4 |
旋盤の種類と構造,およびバイトの種類と各部の名称を説明できる
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11週 |
切削加工5 |
ボール盤,フライス盤の種類と構造,およびドリルの種類と各部の名称を説明できる
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12週 |
研削加工1 |
研削加工の概要,研削理論,平面研削,円筒研削,各種研削方法を説明できる
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13週 |
研削加工2 |
砥石の三要素,砥石の構造,砥石の研削状態,砥石の目直しを説明できる
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14週 |
精密加工 |
ホーニング加工,超仕上げ,ラッピング,超音波加工,液体ジェット,加工バフ仕上げを説明できる
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15週 |
前期定期試験 |
試験実施
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16週 |
答案返却 |
答案の返却と解説
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 工作 | 溶接法を分類できる。 | 4 | 前1 |
ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。 | 4 | 前2 |
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。 | 4 | 前3 |
サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを説明できる。 | 4 | 前4 |
切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。 | 4 | 前5,前9 |
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。 | 4 | 前10 |
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。 | 4 | 前11 |
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。 | 4 | 前11 |
切削工具材料の条件と種類を説明できる。 | 4 | 前9 |
切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。 | 4 | 前6 |
切削のしくみと切りくずの形態、切削による熱の発生、構成刃先を説明できる。 | 4 | 前5 |
研削加工の原理、円筒研削と平面研削の研削方式を説明できる。 | 4 | 前12 |
砥石の三要素、構成、選定、修正のしかたを説明できる。 | 4 | 前13 |
ホーニング、超仕上げ、ラッピングなどの研削加工を説明できる。 | 4 | 前14 |