到達目標
1.流体の性質について説明でき,重力の場で静止している流体の圧力を計算できる.
2.圧力計の測定原理について説明でき,固体壁に働く流体の力を計算できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 流体の性質について説明でき,重力の場で静止している流体の圧力を計算できる. | 流体の性質について説明できる. | 左記ができない |
評価項目2 | 圧力計の測定原理について説明でき,固体壁に働く流体の力を計算できる. | 圧力計の測定原理について説明できる. | 左記ができない |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程 2(2) 専門分野の知識と能力
専攻科課程 B-2 専門分野の知識と能力
JABEE B-2 専門分野の知識と能力
教育方法等
概要:
本授業は,企業で航空機開発の業務を担当していた教員が,その経験を活かし,流体の性質及び流体静力学について講義形式で授業を行うものである.
授業の進め方・方法:
授業は基本的に講義の形式(遠隔授業)をとり,適宜レポートを課す.
授業内容は授業計画に示す通り.
注意点:
各章末にある演習問題を繰り返し解き,十分に理解することが肝要である.不明な点がないよう各自しっかり復習し,わからなければ随時質問に訪れること.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
流体の性質(1) |
流体の定義,流体力学で取り扱う単位系について説明できる.
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2週 |
流体の性質(2) |
気体の状態方程式について説明できる.
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3週 |
流体の性質(3) |
体積弾性係数及び粘性について説明できる.
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4週 |
流体の性質(4) |
表面張力と毛管現象について説明できる.
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5週 |
流体静力学(1) |
圧力の3つの性質を説明できる.
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6週 |
流体静力学(2) |
重力の場で静止している液体に作用する圧力を計算できる.
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7週 |
流体静力学(3) |
重力の場で静止している気体に作用する圧力を計算できる.
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8週 |
前期中間試験 |
試験実施
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2ndQ |
9週 |
答案返却 |
試験で出題された問題の解法を理解する.
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10週 |
流体静力学(4) |
液柱計,示差圧力計の原理について説明できる.
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11週 |
流体静力学(5) |
前週で学んだ原理を用いて,2点間の圧力差を計算できる.
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12週 |
流体静力学(6) |
平面壁に働く流体の力と作用点を計算できる.
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13週 |
流体静力学(7) |
曲面壁に働く流体の力と作用点を計算できる.
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14週 |
流体静力学(8) |
アルキメデスの原理及びメタセンタについて説明できる.
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15週 |
流体静力学(9) |
強制回転運動における等圧面が回転放物面となる事を説明できる.
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16週 |
前期定期試験 |
試験実施
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 熱流体 | 流体の定義と力学的な取り扱い方を理解し、適用できる。 | 4 | |
流体の性質を表す各種物理量の定義と単位を理解し、適用できる。 | 4 | |
ニュートンの粘性法則、ニュートン流体、非ニュートン流体を説明できる。 | 4 | |
絶対圧力およびゲージ圧力を説明できる。 | 4 | |
パスカルの原理を説明できる。 | 4 | |
液柱計やマノメーターを用いた圧力計測について問題を解くことができる。 | 4 | |
平面や曲面に作用する全圧力および圧力中心を計算できる。 | 4 | |
物体に作用する浮力を計算できる。 | 4 | |
理想気体の圧力、体積、温度の関係を、状態方程式を用いて説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |