製作実習Ⅳ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 製作実習Ⅳ
科目番号 0132 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 木更津高専機械工学科編『製作実習指導書』,1,600円(1年次に購入)
担当教員 板垣 貴喜

到達目標

1.機械工学の専門科目の知識を活用し,完成度の高い製作物を製作することができる。
2.製作物の工程を整理し,製作物に対する評価を分かりやすくまとめることができる。
3.製作物の工程を管理し,進捗状況を定期的に報告書にまとめることができる。
4.チームで積極的に製作に取り組むことができる。
5.製作物の特徴を他人に分かりやすく伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械工学の専門知識を活用し,創意工夫した製作物を製作することができる設計した製作物を製作することができる設計した製作物を製作することができない
評価項目2製作物を製作する工程,製作物の創意工夫点をレポートでまとめることができる製作物を製作する工程,製作物をレポートで報告することができる製作物を製作する工程,製作物をレポートで報告することができない
評価項目3チームでの作業における創意工夫および製作物の報告で創意工夫点を報告できるチームでの作業および製作物の報告ができるチームでの作業および製作物の報告ができない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(3) ものづくりに必要な力
専攻科課程 B-4 実験・実習による実践的技術
専攻科課程 D-1 専門知識による問題解決
専攻科課程 D-3 リーダーシップと実践的行動
JABEE B-4 実験・実習による実践的技術
JABEE D-1 専門知識による問題解決
JABEE D-3 チームワークによる問題解決

教育方法等

概要:
4年前期の設計製図Ⅳで設計・製図した図面をもとに製作を行う。
授業の進め方・方法:
班ごとに設計した製作物の製作を行う。
役割分担を決め,全体の中で,進み具合を調整し,チームワークで製作物を製作する。
注意点:
設計段階では分からなかった問題点が発生した場合は,知恵を出し合ってその問題点を解決し,期間内に製作物を完成させること。
組立てや調整の時間も十分考慮した工程計画を立てること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 実習の内容を理解する
2週 製作工程を計画
加工,組み立て,調整(1)
製作工程計画表を作成する
材料取り,部品の加工,組み立て,調整を行う
3週 加工,組み立て,調整(2) 材料取り,部品の加工,組み立て,調整を行う
4週 加工,組み立て,調整(3) 材料取り,部品の加工,組み立て,調整を行う
5週 加工,組み立て,調整(4) 材料取り,部品の加工,組み立て,調整を行う
6週 加工,組み立て,調整(5) 材料取り,部品の加工,組み立て,調整を行う
7週 加工,組み立て,調整(6) 材料取り,部品の加工,組み立て,調整を行う
8週 前期中間試験
4thQ
9週 加工,組み立て,調整(7) 材料取り,部品の加工,組み立て,調整を行う
10週 加工,組み立て,調整(8) 材料取り,部品の加工,組み立て,調整を行う
11週 加工,組み立て,調整(9) 材料取り,部品の加工,組み立て,調整を行う
12週 加工,組み立て,調整(10) 材料取り,部品の加工,組み立て,調整を行う
13週 加工,組み立て,調整(11)
レポート作成
材料取り,部品の加工,組み立て,調整を行う
レポートを作成する
14週 発表準備 発表の準備を行う
15週 前期末試験
16週 プレゼンテーション 製作物のプレゼンテーションを行う

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。4
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。4
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。4
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。4
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。4
やすりを用いて平面仕上げができる。4
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。4
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。4
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。4
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。4
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。4
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。4
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。4
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。4

評価割合

製作物の完成度レポート実習内容プレゼンテーションポートフォリオその他合計
総合評価割合2525252500100
基礎的能力0000000
専門的能力2525252500100
分野横断的能力0000000