社会学B

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 社会学B
科目番号 20264210546g0680 科目区分 一般 / 必修選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし(適宜資料を配布する)
担当教員 杉谷 武信,小谷 俊博

到達目標

評価項目1. 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
評価項目2. 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定して、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。
評価項目3. 社会学の基本的な概念を学びつつ、社会学の方法や特徴、社会の秩序の仕組みを理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について説明できる。民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について理解できない。
評価項目2 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定して、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から説明できる。 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定して、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定して、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会とは何かを考えることができない。
評価項目3社会学の基本的な概念を学びつつ、社会学の方法や特徴、社会の秩序の仕組みを体系的に理解できる。社会学の基本的な概念を学びつつ、社会学の方法や特徴、社会の秩序の仕組みの概要を理解できる。社会学の基本的な概念を学びつつ、社会学の方法や特徴、社会の秩序の仕組みが理解できない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R5までのDP) R5までDP_3 教養と倫理観の修得と社会への貢献
JABEE A-1 人間性と健康な心身

教育方法等

概要:
行為論にもとづいて社会学の特徴を知る。あわせて社会的相互行為や地位・役割、役割距離、逸脱などの社会学概念を用い、多様化の進む近現代社会においても社会秩序が維持される仕組みを学ぶ。くわえ、現代社会の諸問題について、社会学の概念による分析を試みる。その上で、そうした諸問題に対して各自で考え、その考えを自分の言葉で表現する。
授業の進め方・方法:
適宜プリントを配布し、基本的には講義形式で進める。授業ごとに課題を提出し、次回授業時にフィードバックして内容を共有し、検討する。また、この科目は学修単位科目のため、授業90分に対して、予習・復習を合わせて180分以上行うこと。自学自習として、授業終了時に次回の授業に関連する社会学用語や時事用語を数点提示するので、それらについて書籍やネットを用いてそれらを調べてくること。
注意点:
授業で取り上げる諸問題は現在進行形の問題であり、それに関して日々様々なニュースが流れているので、それらのニュースに敏感であること。本科目を履修する学生は、社会学Aは履修できないので注意すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション
――(1)社会学、社会とは何か(2)社会現象を行為から考える
社会学の特徴と社会学における社会の概念を知る。かつ、行為と行動の違いを知りつつ、前者から社会の仕組みを考察する。
2週 行為の社会的特性を考える 行為を方向づける価値や規範、態度、準拠集団やイデオロギーを学びつつ、その具体的なり方を日常生活をふまえて考える。
3週 社会の安定性はどのように生みだされるか
――役割期待の相補性と自己呈示の社会学をふまえて
パーソンズの社会システム論とゴッフマンの役割距離の概念を用いて、秩序が形成されるメカニズムを日常生活をふまえて考える。
4週 安定的な社会関係はどのように生み出されるか
――パーソナリティの形成過程をふまえて
社会化の概念を学びつつ、個人による価値の内面化が、同時に社会秩序を可能にしていることを日常生活をふまえて考える。
5週 なぜ文化は多様性と相対性を有するのか シンボルや下位文化の概念を用いて、文化が多様で相対的なものであることを知り、かつそれらに共通するものを考える。
6週 なぜ犯罪は発生するか
――アノミー論や緊張理論を用いて考える
アノミー論などの逸脱行動論を学んで、犯罪とされる行為が生じる要因を考える。
7週 なぜ犯罪は処罰されるのか
――ラベリング理論を用いて考える
ラベリング理論を学んで、逸脱行動の処罰によって社会秩序が可能になることを日常生活をふまえて考える。
8週 中間試験 1週から7週にかけて学修したことを確実に理解する。
4thQ
9週 (1)中間試験のふり返り
(2)生産性が向上する集団・組織のあり方とは――人間関係論等を用いて考える
(1)中間試験における重要箇所を復習する。
(2)人間関係論やリーダーシップ論を学んで、組織における小集団の機能を学ぶ。
10週 縦割り行政が生ずる要因は何か
―-官僚制の概念を用いて考える
官僚制の概念を学んで、近現代組織の意義と問題性を考える。
11週 官僚制の弊害をどのように克服するか
―-近代組織理論を用いて考える
近代組織理論やボランティア論を学んで、どうすれば近現代の組織が抱える問題を抑制できるかを考える。
12週 全体主義はどのように生じるか
――大衆の概念を用いて考える
大衆社会論を学んで、全体主義が生じる要因を知り、かつそれが将来発生する可能性を考える。
13週 生活格差はどのように生じるか
――階層と階級の概念を用いて考える
階層や階級の概念を学んで、人種や性差、かつ労働者の窮乏が格差の要因であること知り、かつ資本主義社会の将来を考える。
14週 宗教の機能とは何か
――信念や儀礼、共同体の概念を用いて考える
デュルケムやルックマンの宗教研究を用いて、今日なお「宗教」が社会の秩序や個人の意欲に関わっていることを考える。
15週 全授業ならびに定期試験のふり返り 全ての授業ならびに定期試験における重要箇所や理解できなかったことを確認し、整理する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

中間試験定期試験課題合計
総合評価割合454510100
評価項目1, 2, 3454510100